今週の中小型株は特に下げがきつい。マザーズ指数は先週末比で-3.20%の下落と、日経平均株価-3.45%やTOPIX-3.87%ほど下げてはいないものの、安値を割り込み底探りの展開が続いている銘柄が目立ちます。
個人投資家人気の高いソフトバンクG(9984)の下落と相まり、7月後半から8月前半に値ごろ感から押し目買いを入れた投資家に、売り直されるパターンが鮮明となっております。
今週の大幅下落で個人のセンチメントはかなり悪化したものと思われますが、投げ売り的な下げも見られてきたことから、長引く夏枯れ相場と下落局面に、バーゲン価格に突入している銘柄も散見されます。出来高の低調な下落局面から、出来高を伴う急落局面へと相場の様子が変わってきたことからも、この兆しが窺えます。
引き続き、銘柄選別が難しい地合いですが、決算発表も一巡し、8月後半に掛けては優良ながら需給面から売られている中小型株の転換点を探る鏡面と認識。実際投機系資金の動きからも、値ごろ感から押し目を模索する動きも出てきおります。
弊社でも、今後急速に値を吊り上げると想定される案件をいくつかマークしており、これまでとは異なった銘柄が火柱を上げてくる展開も十分想定されます。このような新手の短期物色に適した銘柄を、「個別銘柄戦略レポート」で取り上げていく予定です。