日経平均及びマザーズ指数 日足の動き

今週の株式市場は戻りを試す展開となっており、日経平均は6月以降の戻り高値を結ぶトレンドラインに達しつつあります。これを抜けるまでは自律反発の域を出ませんので、目先は抜けるかが注目されます。

 

※日経平均の日足チャート

 

一方、下落の大きいかった中小型株ではマザーズ指数が25日移動平均を上抜きつつあり、ポジティブな状況。目先の注目は「8月11日の戻りを抜けることが出来るか?」といったところでしょうか。

 

※マザーズ指数の日足チャート

 

今週末に米ジャクソンホール経済シンポジウムを控えて、パウエルFRB議長の講演に注目が集まりますが、24日に発表された7月の米PMIは昨年12月以来の低水準と景気の伸びに一巡感が出てきており、米株も今週は「景気回復鈍化=テーパリング後ずれ」の連想から株式が買い戻される展開となっております。

景気の伸び悩みで“緩和継続“というマーケットの反応にも、楽観と危うさを感じますが、ジャクソンホール通過後のマーケットは、上下どちらにせよボラティリティが高まる可能性があると見ております。