週明けの株式市場は方向性に欠け緩慢。物色動向や個別株の動き

週明け27日の株式市場は、日経平均が小幅安と方向感に乏しい展開。マザーズも下げたものの、JASDAQや東証二部といった小型株市場は上昇しております。

 

物色トレンドとしては、非常事態宣言解除への思惑から、「経済正常化」や「アフターコロナ関連」が目立った動きを見せておりますが、夏場のデルタ株蔓延で売られてきた経緯があり、人材関連や、旅行・飲食・サービスなどの「経済正常化」で恩恵を受ける銘柄群には、まだ出遅れている魅力的な小型株も散見されますので、見直し余地は大きいと見ております。

一方、DXや脱炭素といった政策期待で9月は物色の矛先となった関連銘柄は一服も、今後衆院選等を控え、何度も蒸し返されるセクターと見ております。

 

先週の米FOMC以降、長期金利上昇で恩恵受ける銀行株が強い動きを見せているほか、原油価格高騰や天然ガスの世界的な供給逼迫でエネルギー関連にも注目が集まり易い局面です。

既に欧州では再生可能エネルギー不足もあって、エネルギーショックの兆しが出ていることから、このセクターでは今後新しい物色の流れも出てくる可能性があると見ております。

 

現状は値動きが膠着している銘柄が多いほか、指数の方向性を判断するのも難しい局面ですが、今動いている銘柄には特徴があり、ある程度の短期資金の流れを抑えておくと、それなりに値幅は狙える地合いと見ております。

弊社では、値動きの軽い銘柄を中心に有料レポートでも取り上げてきたリミックスポイント(3825)やイメージワン(2667)、ラクス(3923)などに続く次なる“ターゲット候補“の存在も、徐々に浮かびつつあります。これら“軽量級材料株”の流れを受ける物色対象を、今後も有料レポートでも取り上げて行く予定です。

 

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