日本株は戻りを試す展開。マザーズ指数は200日移動平均の攻防に注目

15日公表された7-9月期の国内総生産(GDP)が2四半期ぶりの悪化や、インフレ圧力による企業業績の先行きが懸念される地合いが続いております。

決算発表がピークアウトし、15日時点の日経平均EPS(1株利益)は2082円と、決算発表前の10月20日時点2054円(EPS)からは小幅増加。29700円台で推移する日経平均のPERは14.3倍で推移しております。

 

7-9月期決算は、総じて米国企業から見劣りはするものの、増益基調を確保。中国株の下落に足を引っ張られ易い地合いが続いておりますが、欧米市場から出遅れている日本株に見直しの動きが出るか注目されます。

 

また、マザーズ指数が上昇基調にあり、出来高が増加傾向となっている点にも注目。目先は200日移動平均を試す動きですが、上へ抜けるようなら徐々に投資家のセンチメントもリスクオンに傾きつつありますので、買いい圧力が強まる展開も想定されます。併せて、昨年10月以降続く上値を切り下げるトレンドラインから上へ脱することが出来るかについても注目されます。

 

※マザーズ指数の日足チャート