リミックスポイント(3825) リバウンドの流れに反応して今週は2営業日で30%を超す戻り!今後の注目点

リミックスポイント(3825)
2月1日の終値は364円(+31円)となっております

株式市場のリバウンドに反応して戻りを試す展開となっております。この銘柄の注目点は、1/28の安値から既に30%を超す戻りを見せているという「ボラティリティの高さ」でしょう。短期狙いの対象としては、とても魅力的な銘柄です。個人投資家人気も高く、ボラティリティの高さから「思惑が先行し易い」ことも特徴的です。

 

この銘柄は投機筋絡みの低位株として弊社の有料レポートで11月中旬に配信した経緯がありますが、現在の株価は大きく居所を変えております。しかし乱高下し易い銘柄でもあり、今後の動きが非常に気になる局面を迎えておりますので、見通しやポイントを記事にしました。

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業績は四半期決算を振り返ると、今期4-6月期及び7-9月期は前期比で黒字転換を果たしており、大幅な増収増益から今期末(22年3月期)は過去最高益を見込みます。

しかし注意点として、業績をけん引してきた「仮想通貨市場」が昨年11月から低迷していることを思うと、14日に発表予定の10-12月期が好調な内容だったとしても、株価はその先の将来を織り込む特性から、中・長期目戦では今後の不安を隠せません。

 

「暗号資産相場のピークが業績のピーク」が懸念されるという観点から、11月中旬頃から下げ続けている仮想通貨市場に、今後再び高いボラティリティが戻るのか、それともこのまま低迷がつづくのかが、今後のリミックスポイント(3825)を見ていく上でも重要なポイントになります。

これらの観点からも、あくまで短期目線で狙う銘柄として、目先の値動きは以下の点に注目していく必要があります。

 

※リミックスポイント(3825)の日足チャート

 

日足は直近2営業日で大きく値を戻したものの、あまり出来高が伴っていないことが残念です。昨年12月は全体相場が世界的オミクロン株の感染拡大を受けて大きく揺れる中、リミックスポイント(3825)は逆行高の展開となりましたが、1月以降は一転して市場全体の下落に連動した展開となっております。1月以降は地合いと連動する中、本格的に腰の入った買いが入っていない様子が見受けられます。

現状は25日移動平均を試す局面を迎えておりますが、重要なのは390円付近の上値抵抗を今後突破できるかが焦点となりそうです。この水準は戻り売りが意識されやすいポイントだけに、現状の自律反発の域を超えた上昇を見せるには、やや買い圧力が乏しいように感じます。

 

ただ、逆にこの390円付近をあっさり抜くようだと、強い相場へ発展するポテンシャルを秘めていると見るべきです。また、マーケット全体が混沌としている状況のなか、この手の投機性が魅力の銘柄は、個人マネーも含めて短期狙いの資金が流入し易い背景があることも留意しておくべきです。

目先は黒字化定着への期待感から、14日に予定されている10-12月期決算発表までは売りが出難い可能性があり、短期資金が買い上がる可能性はあるものの、仮に目先のマーケット全体が下げて、これに連動するような弱さがあるなら注意が必要でしょう。