ひとこと・・・ 今夜は米消費者物価指数の発表。インフレ、金利、金融政策への関心から株式市場のボラティリティが拡大するか注目

 

今夜日本時間22:30に予定される米消費者物価指数(インフレ指数)は、FRBの金融政策に影響を与えるため関心度が高いイベントと言えます。株式市場では、特にハイテクNASDAQへの影響が高まりそう。事前予想は前年比+7.3%ですが、今の市場は1月の急落からこの数字を織り込んでいると言えます。発表内容が事前予想と許容できる範囲内なら、インフレや利上げへの耐性がでてきた今の米国株はリバウンドを継続する可能性もあります。

ただ、注目すべきは来週16日に発表が予定されている「1月米FOMCの議事録」です。前回のFOMCでどのような議論が交わされたか公表されますが、1月初旬に「12月の議事録」の発表を契機に株式市場が崩れたトラウマがあるだけに注意すべきイベントと見ております。また、このイベントを境に3月初旬の次回FOMCが意識されるため、今夜の消費者物価指数の発表と合わせて金融市場が大きく動く可能性があります。