ひとこと・・・ 株式市場 ウクライナ情勢緊迫化の売りに対し、利上げ後退を期待した買いによる「せめぎ合い」

 

2日の東京市場は反落。昨夜のNY時間からウクライナでの戦闘激化を受けて市場の緊張が高まっております。シカゴVIX(恐怖指数)は33ポイントと高い水準で推移しており、連日30ポイント付近での推移が定着しております。

今年の高値は1月24日の38,94ポイントで、30ポイントを超えると金融市場は随所でボラティリティが激しさを増し、株価などは安値を模索する展開となりますが、ここ数日は原油、金、債券などは激しい値動きとなっているのに対し、株価は比較的に底堅い印象があります。

ウクライナ情勢の緊迫化の売りに対し、FRBの利上げ姿勢後退を期待した買いによる「せめぎ合い」が続いている様子が窺えます。

今夜はロシアとウクライナの2回目の「停戦交渉」を控えているが難航しているほか、パウエルFRB議長の議会証言(2日~3日)を控えており、金融政策に対する発言次第では乱高下の展開が予想されそうです。