今週は4月4日から東証が市場再編を実施。これまでの「JASDAQ」や「マザーズ」といった新興市場に上場する銘柄の多くは「グロース市場」へ移行しますが、「東証第二部株価指数」や「JASDAQ指数」といったいくつかの指数は廃止されます。
「マザーズ市場」は消滅するが「マザーズ指数」は存続するなど、ややこしい面もありますので、指数の配信・新設で「どの指数に重きを置くか」など、投資家はしばらく様子を見る必要があるでしょう。
先週末(4月1日)のNY市場は反発しており、3月雇用統計を通過して買い安心感が広がった様子が窺えます。地合いはこれまで書いてきた通り、「4月の指数は方向感が出難い展開を想定。市場の材料が乏しい局面では、個別の材料に関心が向き易くなる」との見方に変わりありません。
~参考記事~
株式市場は戻り一巡から調整ムードが強まる。しかし現状は…
この為個別株の物色動向は、主力株の動きが鈍くなるなか、資金はJASDAQやマザーズ、東証二部など短期物色を目的に小型株へと流れ易くなると見ています。
先週は既にその兆候が見られ、レポートで取り上げたフロンティアM(7038)や東邦チタニウム(5727)、GMOグローバルサイン(3788)などが高値を更新。この動きから個別株物色の体感温度は、200日移動平均に跳ね返され調整ムードが出てきた日経平均の動き程悪くないと感じています。
短期物色で投機系資金が個別株物色への攻勢の手を緩めることは無いと見る背景として、スケジュール的な要因もあります。
次回(5月初旬)FOMCが近づくと、「利上げペース加速」議論が活発化することが予想されます。このスケジュールまでまだ間がある為「強くもなく、弱くもない」適度な環境が続くと見ると、指数と連動性の低い個別の材料は狙い易いターゲットになります。
この為、新たな投機筋の動きや仕掛けの企画が、今後もいくつか浮上してくると考えております。
実際にAbalance(3856)や飯野海運(9119)などに続く新たな仕掛け話も、弊社にも流れ込んでいる状況にあります。特に、今後は出遅れ銘柄への関心が高まるものと思われ、弊社でも値幅取りターゲットの候補に挙がっている銘柄の情報を精査中。徹底的に絞り込んだ上で順次有料レポートにて配信していく予定です。
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