週末(5月20日)の日本株市場は日経平均が大幅反発。米国株市場が年初来安値圏で神経質な動きが続く中、日経平均は、下に突っ込む場面で押し目買いが意識されている様子が窺えます。
ボラティリティが高い局面ですので、指数も上下に大きく振れ易い。ボラティリティの要因である米国株市場の下落に歯止めが掛からない為、投資家も今後の方向性を判断しかねている様子が見受けられます。
米国株市場では、FRBの利上げ加速に伴う景気後退懸念が高まりつつあり、投資家は安いと解りつつも「買い」に二の足を踏んでいる状況。出来高の推移から既にまとまった売り圧力は出尽くした感はありますが、とにかく買いが入らない。一方で、売り方もこの安値圏から更に売るには恐怖心があるでしょう。
とても難しい局面ですが、短期的にかなり大きく売り叩かれている為、何か些細なきっかけや契機になるものが出れば、戻りに入りや易い局面にあるとも見ております。