東京電力HD(9501)
7月8日の終値は619円(+9円)となっております
6月後半から原発関連の動きが活発化しております。岸田政権の政策にもなっている「原発再稼働」に向けた思惑が背景にあります。
前回の記事では、
不確実性の高い手掛かりだからこそ「思惑」が先行し易いテーマでもあり、物色難の現状ではこのテーマは何度も蒸し返される可能性があると見ています。
としましたが、この物色の流れは今も継続しております。
~前回の記事~
東京電力HD(9501)「原発再稼働」不確実性の高い手掛かりだからこそ「思惑」が先行し易い相場
※東京電力HD(9501)の日足チャート
年初来で株価は既に「倍増」しておりますが、PBRは0.31倍と純資産を大きく下回っております。東電HDにとって柏崎刈羽原発の再稼働は「経営再建のカギ」となる重要な要因だけに、値動きからも投資家の関心の高さが窺えます。
株価は3年ぶりの水準まで回復しており、目先は2018年の高値である767円を試す展開が想定されます。
「原発再稼働」が実現するかどうかに関しては先行き不透明感があるものの、経営への影響は2011年の東日本大震災以来の大きな要因と言えます。
「思惑」の域を出ない材料だからこそ、株価が暴走する場面が出てくる背景にもなっていると見ております。この為、今後震災以降の高値水準である949円(2015年)も射程に入る相場と見ております。
今週は参院選を控え、選挙後に原発政策の「優先序列」に変化があるか等を含め、急騰後は揉み合いとなっていますが、目先は参院選通過後の動きに注目が集まります。
弊社有料レポートでは、毎日地合いや投機性資金の動きに合わせた「短期物色候補」を一銘柄厳選して、レポート購入様へ配信しております。ご興味のある方は、一度お試し頂ければと思います。