一部のバイオ関連銘柄が動意含みの動きとなっています。バイオ関連の物色が総じて活発化したのは2020年6月です。
時を同じくして物色が活発化した「ゲーム関連」セクターが、先月(6月)はガーラ(4777)、JIG-SAW(3914)、Klab(3656)などが投機系資金のターゲットになっており、循環物色の流れから、そろそろバイオが物色の矛先となっても良い頃合いと見ております。
米国景気の後退が意識される中、国内市場でも景気の動向に左右されにくい「ディフェンシブ関連」を物色する動きがあります。
ディフェンシブ関連は、食品や日用品、ガス・電機などの生活インフラ関連が主流ですが、医療関連やバイオもこれに該当します。
ここにきてディフェンシブ関連としての物色余地に目を付けた投機性資金の動きが目立ちます。永らく調整が続いていたセクターだけに、値ごろ感のある銘柄も多い。
バイオ関連銘柄は、思惑が先行する格好で株価が動意となると一方通行の上昇となり易い傾向が多分にあります。
株価は業績や決算よりも、新薬の臨床試験の進捗具合や新規開発等の材料に大きく反応する特性が強いセクターである為、株価が動くメカニズムが他の新興グロース株と若干異なる点は心得ておく必要があるでしょう。
既に幾つかの関連銘柄をレポートで取り上げてきましたが、投機性が高く、ボラティリティが高い傾向のあるセクターでもあります。この為、短期目線で値幅を狙える銘柄が多く、値動きの軽さも注目した物色が今後期待されます。
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