タメニー(6181)
8月2日の終値は137円(+7円)となっております
株価は調整が続いている状況ですが、徐々に再浮上の兆しが出ており、同社株の秘める見直し余地に期待したい銘柄です。
タメニー(6181)は婚活支援サービス(AIを活用した結婚支援システム「parms」の運営)と、カジュアルウェディングのプロデュースを手掛ける、東証グロース市場に上場する企業です。
弊社有料レポートでは、6月中旬に109円付近で取り上げた経緯があります。主に投機系資金絡みの相場であることに重点を置き、それに拠るポテンシャルに注目した銘柄でもあります。
この銘柄は時価総額が36億円規模の小型株であり、値動きの軽さも特徴の一つです。低位株ということも、投機筋が好みそうな条件を備えた銘柄の一つでもあります。
コロナ前の2020年3月期は売上高が過去最高を記録するも、翌年度はコロナの影響を受け半減。しかし、ここにきて業績の回復が鮮明です。今期末(23年3月期)は黒字転換を見込みます。
業績は自粛ムードの後退につれ、前年度から持ち直しの兆しが顕著。近年広がりを見せるカジュアルウェディング(少人数挙式、フォトウェディング等)のニーズを掴み、業績は決算期を追うごとに改善傾向にあります。
この流れから、アフターコロナにおけるニーズ回復を踏まえ、株価は依然見直し余地があると見ております。この手の脱コロナ関連は、中長期で底打ち期待がある点にも注目すべきでしょう。
※タメニー(6181)の日足チャート
日足は6月の急騰後に調整となっていますが、下値120円付近の底固さに加え、徐々に下値が切り上げている様子から、今後出直りの動きを強めるかが注目されます。
オシレーター系のテクニカル指標であるMACDは依然陰転のままですが、徐々に好転の兆しを見せています。また、RSIは上昇基調に戻りつつあります。8月2日は25日移動平均を意識した展開となっており、この水準での戻り売り圧力が強い様子が窺えます。一方で、押し目買い意欲も強く、2日は陽線で取引を終えております。
7月は調整が続いたことで、需給改善が水面下で進んでいることが想定され、今後25日移動平均上へ浮上する強さを見せるなら、投資家の買い意欲が一気に高まる可能性があります。
今後の上値目処として、この手のグロース市場上場銘柄の適正株価を判断するのは難しいものの、PSR(時価総額÷売上高)に注目。
今期見通しベースでのPSRは0.52倍と、時価総額が売上高を大きく割り込んでいることから、依然見直し余地があると見ています。この銘柄の上値目処としては、株式時価総額が売上高に追い付く準まで上昇余地があると見ており、再度200円台回復は十分狙える水準であると考えております。
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