ウェルネット(2428) 今週は徐々に騰勢を強める展開。今後の見通し及び注目点

 

ウェルネット(2428)
9月29日の終値606円(-10円)となっております

今週は徐々に騰勢を強める展開を見せています。足元の地合いを考慮すると、強い動きと言えます。

直近の好調な決算を受けて、今後の利益成長期待が高まっている他、安定した収益が期待できるビジネスモデルであることも物色の背景にあると考えられます。

同社は決済サービスを提供。独自の決済システムプラットフォームを企業に提供し、利用手数料を徴収するビジネスモデルを展開。主な導入先はアマゾンジャパン、ヤフーなどのネット決済の他、公共料金やコンビニなどで導入実績があります。

ウェルネット(2428)に関しては、弊社有料レポートでも配信した経緯があり、値動きに変化が出てきた8月中旬から仕込んで頂いた案件です。この相場では、投機性の強い資金の関与も背景にあります。

 

※ ウェルネット(2428)の日足

 

日足は8月後半から9月15日に掛けて年初来高値を更新しています。この時の上昇局面では、ボリンジャーバンド+2σに沿ったバンドウォークが発生しており、これは強い上昇基調であったことを示唆しています。

しかし、それ以降は地合い悪化の影響もあり、先週は高値から10%を超す下落を見せています。

この時の下落で、ボリンジャーバンド+1σを割り込んでおり、バンドウォークは崩れた格好に。この流れから、更なる調整も懸念されましたが、今週は一転して底堅い値動きを見せています。

 

目先の注目は、この+1σを再び回復できるかがポイント。バンドウォークが崩れる相場では、その後+1σが上値抵抗として機能するケースが目立ちます。ウェルネット(2428) の現状も、昨日今日はこの+1σ(612円)付近で売り買いが交錯している様子が見受けられます。

出来高の推移から商いがさほど盛り上がっていない点は懸念要因ですが、需給面では4月高値である556円以上で推移している現状は、需給はさほど悪くないと見ています。

 

注目すべきは、世界的景気後退が意識される現状では、この手のBtoB企業はそのデフェンシブ性から物色され易い点です。また、ウェルネット(2428)は内需関連銘柄でもあり、円安や海外金利上昇の影響を受け難いことにも注目。

今の金融市場を取り巻く環境下では、資金が流入し易い銘柄と言えます。

目先の動きが上下どちらに振れるかに関わらず、今後も繰り返し物色対象となる可能性の高い銘柄です。今後も、2020年6月高値を目指す展開を想定して注目しています。

 

弊社有料レポートでは、毎日地合いや投機性資金の動きに合わせた「短期物色候補」を一銘柄厳選して、レポート購入様へ配信しております。ご興味のある方は、一度お試し頂ければと思います。

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