株式市場は10月底入れの確度が高まる

 

先週末10月21日の米国株市場は大幅反発。米国主要株価指数であるS&P500の日足には長い陽線が出現しており、この日の上昇を株価反発の重要シグナルとされるフォロースルー・デー(follow-through day)と判定。これは9月以降の株安局面が転換した可能性を示唆しています。

 

※ S&P500の日足

 

これを受け、日経平均は10月3日の安値25621円が底となった可能性が高まりますが、それ以降は27500円付近が戻りの限界となってきたことから、今後は27500円を上方へ抜けられるか注目されます。特に、ここ数日は200日移動平均(チャート上赤線)で、上値が抑制される動きが続いていることから、同ライン付近での値動きに注目しています。

 

※ 日経平均株価の日足

 

先週末の米国株上昇を受けた、きょうの東京株式市場は「円高」を背景に伸び悩む展開となっています。しかし、米国株市場の安定は地合いの安定につながり、投資家のリスク許容度が拡大し易い素地となる為、個別株物色へは新たな資金流入も期待されます。

 

仮に投資家のリスク・オン姿勢が強まれば、物色拡大の動きが加速する動きが強まると見ています。

 

今年の相場の特徴は「荒れる場面」と「回復局面」のメリハリがはっきりしています。ただ、日米金利差や著しい円安基調を背景に、金融市場を取り巻く環境はかなり複雑。この為、個別株は、引き続き「木を見て森を見ず」のスタンスで臨む相場が続くと見ております。

 

円メリット関連や内需系の成長期待銘柄、トラベル関連など、投資家のリスク許容度拡大に伴い、物色余地が光る銘柄が多く散見されます。

弊社有料レポートで取り上げた、グローバルセキュリティ(4417)や日本駐車場開発(2353)、北の達人(2930)といった急騰相場に続く値幅取り候補をいくつか発掘しております。今後有料レポートでも取り上げていく予定です。

 

弊社有料レポートでは、毎日地合いや投機性資金の動きに合わせた「短期物色候補」を一銘柄厳選して、レポート購入様へ配信しております。ご興味のある方は、一度お試し頂ければと思います。

>>常時販売の通常版「有料レポート」