マザーズ指数の動きに注目!個別株物色を選好する投資家にとっては大きなチャンス到来か!?

 

日経平均は28,000円の攻防。先週は米CPIの発表を控えて弱気ムードが強まる場面もありましたが、週末に掛けて動きが一変しています。

特に10日に発表された米10月CPI(消費者物価指数)の鈍化を受け、インフレ期待が後退。投資家にとっては今年最も待ち望んだ経済指標の発表と言えます。

 

この発表を受け、マーケットは強気マインドに転換。円安から大きく円高へ振れるなど、株式、債券為替市場ではマネーの逆流が起きています。この動きは、今後年末に向けて今年一番の強気相場に発展する可能性を秘めています。

 

※ 日経平均の日足チャート

 

きょうの日経平均は下落に転じていますが、ソフトバンクグループ(9984)が決算発表を受けて12.7%安と、この一銘柄だけで日経平均を180円程度押し下げている影響が大きく出ています。

 

しかし、注目すべきはマザーズ指数の動きです。グロース株やベンチャー、IT関連の比率が高いこの指数が、きょうも上昇して取引を終えています。

同指数は夏場(8~9月)に付けた戻り高値を更新する強さを見せており、週足では1年4か月ぶりに52週移動平均を上回りつつあります。マザーズ指数の今週末の終値を確認するまで断言はできませんが、グロース株市場は6月底入れの確度が高まっています。

 

※ マザーズ指数の日足チャート

 

先週末からの相場好転を受け、特に個人投資家や投機性の高い短期筋の動きが活発化の兆しにあります。市場の見通しは、引き続き年末に掛けて戻りを試す展開を想定しています。

年末に掛けては12月10日頃に発表される米11月CPI(消費者物価指数)やFOMC (12月13日~14日) まで、株式市場を大きく揺らすイベントはあまり見当たりません。この為、米FRBの利上げペース減速期待が次回12月のFOMCまで株式市場のサポート要因として期待されます。

これを受け、投機性の高い資金も動き易い地合いを想定しており、これは個別株物色を選好する投資家にとっては大きなチャンスと見ています。

 

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