ウェルネット(2428)
11月22日の終値647円(+9円)となっております
ウェルネット(2428)の相場は、10月末頃から調整局面を迎えていたものの11月中旬以降は戻り基調が鮮明となっています。
前回の記事(10月24日)では「短期目線では、しばらく伸び悩む展開も考慮しておく必要がある」としましたが、各国の利上げ政策が生む「世界的な景気後退リスク」が意識される中では、同社の安定した収益モデルが消去法的に評価され易い環境は続くとの見方に変わりありません。
同社は決済サービスを提供。独自の決済システムプラットフォームを企業に提供し、利用手数料を徴収するビジネスモデルを展開。主な導入先はアマゾンジャパン、ヤフーなどのネット決済の他、公共料金やコンビニなどで導入実績があります。
ウェルネット(2428)に関しては、弊社有料レポートでも配信した経緯があり、値動きに変化が出てきた8月中旬から仕込んで頂いた案件です。この相場では、投機性の強い資金の関与も背景にあります。
~前回の記事~
ウェルネット(2428) 見通し
※ ウェルネット(2428)の日足
日足を確認すると、先週からRSIが50%を上回っており「買い」を示唆している他、きょうはMACDが好転。しかし、引き続き手掛かり、材料面、成長性において魅力に欠ける銘柄である点は変わっていません。
この為、株式市場全体が戻りを試す流れの中では緩慢な値動きを想定。確かに今後も蒸し返し物色される可能性の高い銘柄ですが、大まかなイメージでは再び上昇基調が本格化するのは年明け以降と見ています。
これはあくまでも予想の為外れることも十分想定されます。注目すべきは、目先このまま上昇基調が続いた場合、10月26日の年初来高値を突破できるかが重要なポイントになります。
これまでの関連記事でも述べてきた、ウェルネット(2428)のファンダメンタルズに大きな変化はなく、「2020年6月高値を目指す展開」との見方に変わりはありません。
しかしこの銘柄は、基本的に世界的景気後退が意識されて株式市場の地合いが軟化する場面で評価される傾向のある銘柄です。現状の様に投資家のマインドが「リスク・オン」に傾き易い場面では、短期資金の流入が限られると見ています。高値を塗り替えるような本格的な上昇局面は、しばらく先になるという考えを持っています。
弊社有料レポートでは、毎日地合いや投機性資金の動きに合わせた「短期値幅取り候補」を1銘柄厳選して、レポート購入様へ配信しております。ご興味のある方は、一度お試し頂ければと思います。