アミタホールディングス(2195)
1月6日の終値は1058円(+53円)となっています
株価は昨年12月に大きく値幅調整となりましたが、年末以降は下落基調に変化の兆しが見られます。
最近は上下に荒い値動きを見せており安定さに欠けますが、商いが低迷した12月とは異なり出来高が増加傾向にある様子は評価でます。一連の動きから、12月26日の安値で一旦下落相場は底を打った可能性に注目。
アミタホールディングス(2195)はリサイクル事業を軸に企業の持続可能な経営に係わるコンサルティングなどを展開。
業績は前期(22年12月期)売上高1.8%増、経常利益41.8%増と過去最高を見込みます。また、来期以降の成長も視野に入ることから、ここ一年は同社の株価を見直す動きが活発化する場面が繰り返されています。
この一年間の株価推移は乱高下を繰り返しているものの、株式市場全体が低迷する中において、下値を切り上げるトレンドが続いていることは評価できます。
またこの銘柄は、弊社有料ポートにて投機性の高いファンド資金介入案件として、昨年10月に700円台から注目している銘柄でもあります。時価総額が180億円規模と小規模の銘柄であることから、値動きの軽さも手掛かりとなる特徴があります。今月の値動きで戻り基調を強めるようなら、短期資金の流入が加速する可能性があります。
※ アミタホールディングス(2195)の日足チャート
日足を確認すると、MACDやRSIといったオシレーター系のテクニカル指標は依然買いサインは点灯していないものの、買い転換のタイミングが近い可能性に注目。また、出来高と値動きの変化から、昨年11月28日に高値1577円を示現してから続いている調整が一巡しつつある兆しも見られます。
アミタホールディングス(2195)の時価PERは30.7倍と、この銘柄の一年平均値(PER)が28.19倍であることから、時価に割安感はありません。
しかし、今後の成長期待と昨年11月26日にPER45.8倍まで買われた経緯から、平均値付近まで下げた現状は押し目買い妙味が出てきた印象があります。短期目線では上値を模索する動きに転じる可能性に注目したい。
短期需給では、直近100営業日の価格帯別出来高から時価はボリュームゾーンに位置しており、12月に揉み合いが続いた1175円-1270円のレンジを上へ抜けるようであれば、値動きの軽さから一気に騰勢を強める可能性があります。
しかし、目先はMACDやRSIの陽転を確認することが優先され、これが成った場合には買いの目で見たおきたい銘柄です。
弊社有料レポートでは、毎日地合いや投機性資金の動きに合わせた「短期値幅取り候補」を1銘柄厳選して、レポート購入様へ配信しております。ご興味のある方は、一度お試し頂ければと思います。