今週の株式市場は日経平均が2週連続で下落。マザーズ指数は3週続落となっています。引き続き、株式市場は調整局面にあり、下落目線の相場となっています。
また、この下落基調は米国株が軟調に推移していることも背景にあります。最近の米国経済は強い経済指標が相次いでいる他、米長期金利の上昇で、根強いインフレと利上げ期待が意識される。リセッション懸念は後退していますが、逆にインフレが長引くことが懸念されます。
特に、利上げに対する期待値の高まりを受け、ハイテク・グロース株が売りの中心となっており、東証でも新興株に対する売りが目立ちます。
24日の次期日銀総裁候補である植田和男氏の衆院での所信聴取で、「日銀の金融政策は適切」と述べたことで、日経平均は大きく反発しましたが、マザーズ指数は続落していることからも。この様子が見て取れます。
※ 日経平均の日足
※ マザーズ指数の日足
相場は下落目線で様子見ムードの強い展開が続いている一方で、個別物色では選別色が強いながらも投機系資金による選別物色が続いています。
これまで弊社有料レポートで取り上げてきたエディア(3935)や日本ギア工業(6356)、DNAチップ研究所(2397)、ジャパニアス(9558)などが24日に高値を更新している様子からも見て取れます。
不安定な地合いの中でも、上記のような一部の銘柄群では投機筋による「リスクオン姿勢」は継続しています。投機性の高い短期狙いの資金は、出遅れセクターや個別の材料株を対象に、値幅取りのチャンスが多く見受けられます。この為、銘柄次第では大きく値幅を狙えるチャンスである見ております。
こういった投機筋絡みの急騰候補をスポットで、今後のレポートで取り上げていく予定です。
弊社有料レポートでは、毎日地合いや投機性資金の動きに合わせた「短期値幅取り候補」を1銘柄厳選して、レポート購入様へ配信しております。ご興味のある方は、一度お試し頂ければと思います。