スマレジ(4431)
3月10日の終値は2506円(+22円)となっています
2月は中旬にかけて急激な値幅調整となりましたが、その後は3週続伸で1月高値を試す局面。短期では上昇基調に回帰、中期目線でも昨年秋以降の上昇トレンドが続いています。
スマレジ(4431)は主に、小売・飲食店向けに決済ソリューションサービスであるクラウド型POSレジ「スマレジ」を展開。昨今の決済ソリューション市場全体の需要拡大を背景に、同社のシェアも拡大基調が続いています。
時価PERは119倍。この手の成長性に対する期待値の高い銘柄は、PERが高騰するというグロース株特有の傾向がよく見られます。株価は未来を織り込む特性がある為、成長性という高いポテンシャルを先行して織り込む投資家心理に依る現象といえます。
直近のIRで月次登録店舗数推移を確認すると、基本的なファンダメンタルズは前回の記事から変わっていません。引き続き高いポテンシャルを秘めた銘柄といえます。
~前回の記事~
スマレジ(4431) 高いポテンシャルに注目
スマレジ(4431)は過去の相場で、2021年8月に高値4395円のピークを付けています。この当時のPERは201倍まで買われた経緯から、現在のPER119倍は、同社の成長性に陰りが見えていない現状においては一概に高いとは言い切れません。
グロース株で高PERが許容されるポイントとして、「成長性に陰り」が見えていないことが非常に重要です。
※ スマレジ(4431)の日足チャート
日足は1月の戻り高値水準である2500円を試す局面となっています。戻り売りが意識され易い水準である為、この水準付近では上値が重くなりがちです。
しかし、注目すべきは昨年11月以降の信用倍率が1倍を割る「売り長」が続いていること。「信用売り」投資家にとってはコストが高い為、上昇基調が鮮明となる場面では買戻しが加速し易い傾向があります。
このような需給状態も考慮すると、目先の相場で上へ抜ける場面があれば、踏み上げられ易い状況にあると見ています。
このように短期目線でも注目する点が多い銘柄であり、引き続き2900円を見据えた相場展開を想定しています。
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