GCジョイコ(6249)
3月10日の終値は4225円(+115円)となっております
荒れる地合いのなか強い動きが続いています。前回の記事から株価の水準は大きく上へ引き上下られています。この銘柄は投機筋絡みの案件として、昨年11月に弊社有料レポートで取り上げた経緯がありますが、最近の強さは目を見張ります。
~前回の記事~
GCジョイコ(6249) 急騰も依然PERは12倍台。この銘柄の注目ポイント
注目すべきは、今期見通しPERが依然16倍台。他の「スマスロ・スマパチ」関連株のPERが15倍台~23倍程度で推移しており、これらと比しても割高とは言い切れない点です。
また、需給面でも2月9日の今期見通し上方修正を発表直後は急激に「買い残」が増加したが、ここ3週程度は残高の水準は変わっていません。この間戻り売りを消化しながら上昇基調が続いている様子が見て取れます。
※ GCジョイコ(6249)の日足チャート
日足では、時価は移動平均からの乖離がかなり拡がっている点は気になりますが、ボリンジャーバンド+2σに沿ったバンドウォークが発生中。短期目線では、+1σを割りこむような場面があれば注意する必要はありますが、このバンドウォークが途切れるまでは、今の上昇基調を尊重するべきと認識。
注意点として、足元の株式市場が米国発の金融リスク(SVBファイナンシャル・グループ傘下のシリコンバレーバンク破綻)で、来週も株式市場全体が大きく荒れる可能性がある点だろう。
これはGCジョイコのファンダメンタル自体が悪化するわけではないが、市場全体で「リスク・オフ」が強く意識されるようなら、リスク回避から売りたい投資家も出てくるだろう。
現段階でこの問題の先行きは見通し難いものの、この週末にSNS等で騒がれているリーマンショック級の「連鎖的な信用収縮による金融危機」へ発展する可能性は低いと見ています。
繰り返しになりますが、GCジョイコに関しては日足のバンドウォークが途切れるまで、今の上昇基調を尊重するべきと認識しています。
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