昨夜のFOMC後の記者会見で、パウエル議長は金融引き締めを継続する姿勢を示唆。これを受けて米国市場が大幅反落。一方、米国金利に目を向けると債券市場は金利低下で反応しています。
FOMCで0.25%の利上げが発表されたことは事前予想の範囲内ですが、パウエル議長の記者会見では極端に「タカ派」という印象も受けなかったことが影響していると見ています。
市場が期待した「利上げ姿勢の変化」が見られなかったことは投資家の失望を誘った感があり、これが米国株の売りにつながったと考えています。
FOMCを受けた東京市場は日経平均が小幅安。グロース市場指数やマザーズ指数は続伸しています。今回のFOMCでは将来的な政策変更の可能性について触れられなかったで、株式市場は方向感に乏しい展開が想定されます。
今週の株式市場は乱高下が続いています。今回のFOMCを受けて方向感を見出しづらい状況が続きそうなことに加え、年度末を控えて積極的な売買は手控えられる傾向あります。また円高トレンドが鮮明となっており、これが日本株にとっては上値の重い要因となっています。
一方、個別株物色の動きは、銀行・金融関連株はしばらく警戒されるでしょうが、年初から小型株の材料株を選別物色する流れは今も続いています。
市場を振り回している銀行不安・金融システムが「大事」に至らないのであれば、大きく下げた局面は引き続き買いの好機と見ます。
不安定な地合いの中でも、先週からスマレジ(4431)やGCジョイコ(6249)、Abalance(3856)のような一部の銘柄群では投機筋による「リスクオン姿勢」は継続しています。
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