エスケーエレクトロニクス(6677)
4月14日の終値は1839円(+22円)となっています
株価は好業績を背景とした上昇基調が続いています。1~2月物色のテーマとなったバリュー株物色が、3月の調整を経て再浮上していることも追い風です。エスケーエレクトロニクス(6677)の株価もこの流れに乗り、今月に入ってからは2月27日の高値である1722円を突破しています。
この物色の流れ自体は、FOMCが意識される5月や大型連休前まで続く可能性がありますが、エスケーエレクトロニクス(6677)個別では、短期的な加熱感も意識されている様子が今週の値動きから見受けられます。
同社は液晶用大型フォトマスクの設計・製造・販売を手掛けています。他社に先駆けてフォトマスクの高精細化対応や大型化対応を進めており、世界市場で高シェアを占めます。足元の業績は会社側の想定を大きく上回る推移が続いています。
この銘柄に関しては、弊社有料レポートで今年2月にバリュー株物色に注目して取り上げた経緯があり、1100円台から注目してきました。
好業績の背景には第6世代用フォトマスクの売上高が大きく業績に貢献しており、この流れはしばらく続く可能性がありそうです。株価も2月以降の急上昇を受けてもなお、PBRは0.68倍、PERは7.6倍と、依然バリュー株の色彩の強い水準と言えます。この為、時価は依然見直し余地があると考えています。
※ エスケーエレクトロニクス(6677)の日足チャート
現状の株価は2020年2月のコロナショックで急落して以来の水準まで回復を見せています。
最近の日足に陰線が目立っていることから、戻り売りが意識されている様子が窺えます。ただ、投資家の押し目買い意欲は強く、目先の戻り売りを吸収するようなら、このまま上へ抜けていく可能性があると見ています。
日足のRSIは短期的に加熱を示唆しているものの、ヒストリカルデータからはまだ上昇余地(買われ余地)があります。株価がコロナ前の水準に戻りつつあり、中長期的にも新たな上昇局面を迎えている様子から、今後は2000円台を目指す展開も視野に入れていく局面を想定します。
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