nmsホールディングス(2162)
5月2日の終値は574円(-14円)となっています
4月19日に23年3月期通期連結決算予想が開示されて以降、強い相場が続いています。今週は3月に付けた年初来高値を更新してきました。
同社は製造業向けに人材派遣サービスを展開。ASEANを中心に海外比率の高い点が特徴。製造派遣・請負の中堅にあたります。
また、この銘柄に関しては投機筋絡みの案件として弊社有料レポートにて、280円台で取り上げた経緯があります。遡れば2月のサプライズ決算以降から相場が一変しています。
今後の注目ポイントとして、今後2019年12月の戻り高値である632円が意識され易くなってくること。
中長期ではファンダメンタルズやバリュエーションの方が重視されがちですが、短期投資の上では過去に相場の節目となった水準が、その後の売買の「目安」とされ易い為、600円台前半は短期目線で需給変化が起こり易い点に注意。
※ nmsホールディングス(2162)の日足チャート
また、23年3月期の決算発表を2023/05/15に予定されています。これに向けて今期見通しに対する期待が膨らむようなら、発表前に部分的に利益確定も検討する必要があると見ています。
ポイントとして、全部売らないことが重要。
理由は、短期での値動きが和正しい一方、ファンダメンタルズは中国での厳しい行動制限を伴う「ゼロコロナ」政策がことし1月に終了しており、中国国内での景気回復の影響を大きく享受していること。
世界的インフレが鎮静化しつつあることも、利益押し上げの要因。世界的な景気減速が懸念される中で、これらを背景とした業績回復余地はまだ残されていると見ており、引き続きポテンシャルを秘めている銘柄と見ています。
中長期目線では、業績回復が続く確度が高いことから、一概に今の株価が割高とは言い難いと考えており、依然上値を織り込む余地があると見ています。
短期目線では節目接近で乱高下するかの末井がありますが、長い目で見ると、まだ投資妙味のある銘柄と認識しています。
弊社有料レポートでは、毎日地合いや投機性資金の動きに合わせた「短期値幅取り候補」を1銘柄厳選して、レポート購入様へ配信しております。ご興味のある方は、一度お試し頂ければと思います。