今週の日経平均は高値警戒感もあり大きく下げる場面もありましたが、きょう(25日)終値時点では先週末比プラス圏で推移。
昨日まで二営業の下落を見ると、下値は3万円を維持できるかがポイントになると見ています。
米国では米連邦政府の債務上限問題、欧州では銀行危機への懸念が燻ぶり続けており、海外市場が結構荒れています。この様な環境のなか、世界市場を見渡すと日経平均の安定感はポジティブ。
きょう発表された投資主体別の売買動向(5月第3週)では、海外投資家が8週連続で買い越しとなり、買い超し額も3週連続の増加傾向です。大型連休明け以降の日経平均上昇をサポートしてきた要因と見ています。
4月以降、海外勢による割安な日本株を見直す動きが続いています。市場環境を見渡しても他国市場と比べて日本株が相対的に買い易い様子が見受けられ、円安基調が続いていることも日本株上昇の背景となっています。
一方、新興株や小型株を好む個人の売り越し額が増加傾向を見せている点に注目。銘柄によっては見切り売りが加速するもの見散見されており、マザーズ指数などの中小型株は底打ちへ向けた気配を感じます。
中小型株の物色は変化し易い短期需給が値動きに影響している場合が多い為、売り対投資家が投げ切った後は急騰し易い点が特徴です。一方、絶好の買い場が近づいている可能性にも注目しておくべきでしょう。
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