ひとこと・・・ 日経平均は4日ぶりに反発!長期金利(10年国債金利)の急騰で揺れる市場

個別株投資は、広大な金融市場の中でも局地戦です。しかし、広大な金融マーケット全体のマネーの流れを把握していくことは個別株においても非常に重要です。

 

 

5月最終日の東京株式市場は、日経平均が4営業日ぶりに反発となりました。今週は長期金利(10年国債金利)の上昇が止まらない債券市場の動きから、株式市場でも日銀政策(金融引き締め)への警戒感が浮き彫りとなっています。日本だけでなく、今週は世界的に長期金利が上昇傾向を示しており、株価にとってはマイナスに作用している様子が見て取れます。

昨年から米FRBの利下げ期待で世界的株高のトレンドが続いてきた為、今週のように利下げ期待が後退する場面では、投資家が神経質になりやすく、株式市場では調整ムードが強まります。今週は4月の初旬と似た状況とも言えます。昨年以来、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待が株式市場の上昇トレンドを支えてきましたが、利下げ期待が後退すると、市場の調整ムードが強まることがあります。これは、投資家が金利の動向に敏感に反応するためで、金利の上昇が一段落すれば、株式市場の警戒感も和らぐと予想されます。