日本の長期金利は、欧米と比べて周回遅れで上昇圧力が高まっています。金利が上昇すると、企業の収益性が見直され、特にバリュー株が注目されます。金利が上昇すると企業の収益性が見直され、投資家はより良い投資機会を求めてバリュー株に目を向ける可能性が高まります。これは、金利上昇が企業の収益性を高め、その結果、その企業の株価が上昇する可能性があるからです。
今週は、このバリュー株人気が、日経平均39000円台回復の原動力になっています。
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日経平均39000円台回復!新たなトレンドの兆しと市場の方向性
バリュー株が人気化している動向は、長期金利が再び上昇基調となっている現状と、相互に関連していると言えますが、個別株物色においても、新たなトレンドが生まれる可能性に注目しましょう。実際に現時点では、このバリュー株人気に絡んで、投機性の高い資金による低位株物色が活発化する流れが出てきています。
※上記は有料レポートで配信した銘柄と配信翌日始値からの上昇率
今のところ、この手の個別株物色は値動きが軽い『個別の材料株』が主流となっています。特に最近では、投機筋による「一極集中型」の物色が増えており、一旦上昇が始まると、価格の幅を最大限に利用した株価つり上げ工作で、とことん値幅を取りに来ます。
サンバイオ(4592)やクオリプス(4894)といったバイオ関連に、この特性を持った投機資金が激しく流入しています。今の地合いでは、この特性にフォーカスした銘柄選別が、大きな成功を収める傾向が強くなっています。
特に、市場全体の流れを越えて、個々の銘柄の潜在的な価値を見出そうとする、投機筋達の様々な動きが出てきています。これに対して、弊社は今後注目される銘柄を初動段階からピックアップし、投資家にとって適した短期物色の値幅取り候補を、有料レポートで取り上げていく予定です。