ELEMENTS(5246) IC認証普及の政府方針が株価を刺激!相場の現状と今後に迫る!

 

ELEMENTS(5246)
2024年7月5日の終値は1835円(+40円)となっています

ELEMENTS(5246)は、弊社の有料レポートで5月14日および24日に800円台で配信。将来的な成長期待と見直し余地に注目した投機ファンドによる、短期値幅取り案件として取り上げた経緯があります。

これまでの間に株価は大きく上昇しており、相場は上場来高値を日々塗り替える展開に発展しています。投機ファンドの動きが活発化したことで、これがトレンドを形成する上で重要な役割を果たし、株価の動きを加速させた背景がありますそして、この投機ファンドが創出した上昇相場は、投資家にとって非常に魅力的な投資チャンスを提供したことは言うまでもありません。

 

ELEMENTSは、AIと生体認証技術を活用したオンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」を主力事業とする企業です。金融機関や通信会社向けに、口座開設や契約手続きにおける本人確認を、迅速かつ安全に実現するソリューションを提供。近年、オンライン取引の増加に伴い、本人確認の重要性がますます高まっています。ELEMENTSの「LIQUID eKYC」は、高度な認証技術により、高い精度と利便性を誇ります。

 

最近の株価の大幅な上昇は、売上高の推移が示している通り、同社のシェア拡大と、収益の改善基調が投資家の期待を高めた結果といえます。相場は見直し余地がたかまりつつあったほか、政府の後押しも最近の急騰相場に大きな影響を与えています。

昨今相次いでいるスマホ乗っ取りが社会問題化したことを受け、政府がマイナンバーカードのIC読み取り認証の普及促進に舵を切ったことは、ELEMENTSの追い風となっています。スマホ乗っ取り問題対策として、本人確認の強化が求められており、ELEMENTSのソリューションはまさに時代にマッチしたと言えるでしょう。

 

これが、投資家に同社の成長期待の加速を連想させ、株価を大きく刺激した背景にあります。そもそも時価総額の小さな銘柄です。短期値幅取りの動きが加速するまでに、それほど時間を要しませんでした。

 

※ ELEMENTS(5246)の日足

 

日足チャートを確認すると、ボリンジャーバンド+2σに沿ったバンドウォークが続いており、強いトレンドが継続していることを示しています。また、RSIやMACDといったオシレータ系の指標も買い継続を示唆しています。

しかし、25日移動平均からの上方乖離率の大きさや、短期需給面における相場の過熱感が気掛かりな局面に差し掛かっているのも事実です。ボラティリティも相当高まっており、乱高下する場面も目立っています。これは相場がマネーゲームの様相を呈していることを示しており、上昇トレンドが一方向に動きやすい反面、下落に転じると大幅に崩れやすい点には注意が必要です。

 

基本的に、現状の強いトレンドが崩れるまでは売る理由はありませんが、ボリンジャーバンド+1σを割り込むような場合や、長い陰線が出現する場合には、ポジションを落としていく必要があります。投資家は慎重に市場動向を見極めつつ、適切なタイミングでの利益確定やリスク管理を心掛けることが重要です。

ELEMENTSは、今後の高い成長と黒字化へ向けた期待感が高い銘柄であり、今後も注目される存在です。ただし、短期的な過熱感には注意が必要であり、ボラティリティの高い相場環境であることを念頭に置いて投資判断を行うことが重要です。

 

弊社では、今後注目される銘柄を初動段階からピックアップし、投資家にとって適した短期物色の値幅取り候補を、有料レポートで取り上げていく予定です。

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