ペプチドリーム(4587)
2024年7月10日 後場14:01現在の株価は2662.5円(+75円)となっています
最近はバイオ関連株に対する物色が活発化しています。オンコセラピー・サイエンスやサンバイオ、セルシードなどの急騰・急落を繰り返す、投機性の高い銘柄に対する物色が人気化するなか、ペプチドリーム(4587)の株価は、これらの急騰型バイオテクノロジー関連株とは一線を画す動きを見せています。その背景には、同社のグロース性の高さ、つまり持続的な成長性があります。
ペプチドリームは、独自のペプチド合成技術を駆使して、新薬の開発を行っている企業です。その技術は、従来の方法よりも効率的で、コスト削減にも寄与しています。共同研究からのライセンス収入やマイルストーン収入が安定的に増加しており、これにより研究開発費の増加にも対応できる強固な財務基盤を築いています。
ペプチドリーム(4587)に関しては、見直し余地の高さから、弊社の有料レポートで3月後半に1400円付近で配信した経緯があります。現状に至っても尚、短期資金の流入が加速する場面では、強い相場に発展するポテンシャルを秘めている点が特徴です。
また、同社は積極的な成長戦略を展開しており、新しいパートナーシップの構築や既存の提携の深化を図っています。これにより、新薬の発見・開発のスピードをさらに加速させ、長期的な成長を目指しています。
最近の物色が人気化している投機性の高いバイオ関連株の多くは、一時的なニュースや期待感に左右されやすいのが実情です。しかし、ペプチドリームはその独自の技術力と堅実なビジネスモデルに支えられており、特にその持続可能なビジネスモデルと、継続的な収益成長が評価されています。この相違点が、ペプチドリームの安定した株価上昇トレンドの支えとなっています。
※ ペプチドリーム(4587)の日足
株価は約一年ぶりの戻り高値水準(2023年高値2549円)を回復しており、見直しの機運が高まっています。短期的な過熱感から、一次的に戻り売りに押される場面も出てきそうですが、まだまだ株価は回復途上段階にあると見ています。
ペプチドリームの株価は、昨年(2023年)10月には、一時的に1000円付近まで下落した経緯がありますが、最近になって株価の回復傾向が鮮明になっています。投資家の間で、この銘柄が再評価される余地があるとの認識が高まっている様子が、今の株価の動きから見て取れます。
特に、長期的な視点で見ると、このバイオベンチャー企業は、持続的な成長と安定した業績を維持しており、株価の上昇余地はまだ大きいと考えられています。同社が開発した独自のPDPS技術を用いた創薬事業の拡大は、秘めたポテンシャルの高さを示唆しており、今後の可能性は計り知れません。
ただし、バイオベンチャーであるため、業績変動リスクや競争激化リスクなどは存在します。投資判断にあたっては、これらのリスクを十分に理解した上で検討することが重要である。
弊社の有料レポートでは、地合いや市場の投機性資金の動きに合わせた「短期値幅取り候補」を厳選しています。ご興味のある方は、一度お試し頂ければと思います。