個別株投資は、広大な金融市場の中でも局地戦です。しかし、広大な金融マーケット全体のマネーの流れを把握していくことは個別株においても非常に重要です。
8月5日の米国株式市場は大幅に下落しました。世界的な株安の連鎖は、暴落相場へと発展しています。しかし、日経平均先物は前日の日中安値から4000円程度の反発を見せています。
振り返ると、5日月曜日の週明け東京市場が、世界的なヘッジ売りの場となり、売りが集中したと考えられます。
昨夜の米国時間における日経平均先物の動きから、一時的なパニック売りから抜け出し、持ち直しの動きを見せている印象があります。
今後注目しておきたいのはシカゴVIX指数(恐怖指数)の動きです。昨夜は一時65ポイントまで急騰しましたが、終値は38.56まで落ち着きを取り戻しています。しかし、この水準でもかなり高く、乱高下相場の最中にあることを示しています。今後急速に低下するか注視する必要があるでしょう。
※ VIX指数長期チャート