S高!強い動きが続くenish(3667)!投機筋絡みの案件として引き続き注目

 

enish(3667)
2024年8月13日の終値は370円(+70円)となっています

2024年8月9日に発表された2024年12月期第2四半期決算(中間期)は決して良いとは言えない内容です。新しいモバイルゲーム「De:Lithe Last Memories | ディライズラストメモリーズ」の開発に重点を置いており、そのために開発コストや広告宣伝費の先行計上がされました。この結果、多くの投資家にとって決算内容は期待外れに映る可能性がありました。

しかし、その後の株価の動きは、決算内容とは異なる要因が影響していることが示唆されています。特に、8月13日の急騰は決算発表に対する反応というよりも、他の要素が作用していると考えています。

 

enish(3667)は、主にスマートフォンやソーシャルアプリ向けのゲームの開発・運営を行っています。非ゲーム事業を譲渡し、現在はゲーム事業に特化した展開を進めている状況です。同社は、シミュレーション型交流ゲームを主力製品としており、モバイルゲーム事業では、ソーシャルアプリの企画・開発・提供をゲームプラットフォームを通じて行っている点が特徴です。

またこの銘柄に関しては、その投機性の高さから、弊社の有料レポートで220円〜240円台で複数回取り上げてきた銘柄でもあります。時価総額が90億円台という超小型株であるため、少額の資金でも相場に大きな影響を与えることができます。このような特性は、投機筋にとって魅力的なターゲットとなり得ます。

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7月後半の強い値動きや、きょう(8月13日)の様な株価急騰については、投機筋による株価つり上げ工作の影響が強いと見られますが、同時に、2024年8月15日に正式リリースが予定されている「De:Lithe Last Memories | ディライズラストメモリーズ」への期待感も反映された結果と見ています。

しかし、新しいモバイルゲームのリリースは、前評判が高くても、その後の売上につながるかはユーザー評価や評判が大きなカギを握ります。
つまり、実際の業績に対する影響は未知数であり、この相場が思惑先行型の投機相場である点は留意しておく必要があります。

 

一方で過去の相場を振り返ると、enishは新作リリース前の期待感によって、思惑先行型の相場が過去に何度も見られており、その投機性の高さから、度々強い相場に発展する傾向が高いという特徴があります。

 

※ enish(3667)の日足

 

日足に目を向けると、オシレーター系のテクニカル指標であるMACDが、きょう(8月13日)の値動きで買いサインが点灯。7月の強い値動きの直後に、金融市場全体がショック安に見舞われた8月初旬の値動きを除けば、基本的に強い基調が続いていると言えます。

そして、特に注目しておきたいのが、高水準なきょう(8月13日)の出来高です。出来高を伴う急騰は、より多くの投資家がその株を取引していることを意味します。これにより、その急騰は市場全体での信頼性が高いと解釈できます。

 

流動性の高さと個人投資家からの人気も相まって、enishの株価は大きな変動を見せやすい状況にあります。特に、ボラティリティが高い時期には、資金の流入がさらに加速する傾向にあります。

今後の見通しとして、enishの株価は引き続き投機筋の動向に大きく影響される可能性が高いと考えられます。この為、今後は2024年2月の高値水準である363円や7月31日の高値水準である383円といった水準を突破してくるようであれば、値幅取りの動きが加速すると見ています。

市場の小型株への関心が高まる中、enishのような銘柄は短期的な利益を追求する投資家にとって魅力的な選択肢となるでしょう。

 

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