ひとこと・・・ 米国株の戻り基調が鮮明となるなか、日経平均は依然として軟調

個別株投資は、広大な金融市場の中でも局地戦です。しかし、広大な金融マーケット全体のマネーの流れを把握していくことは個別株においても非常に重要です。

 

 

今週の株式市場は、日経平均株価が木曜日(12日)には8営業日ぶりに反発し、1200円を超える上昇を見せましたが、週末13日は連休を控えていることもあり、反落して取引を終えています。

一方で、米国株式市場ではS&P500が5日連続で上昇しており、戻り基調が鮮明となっています。それにもかかわらず、日経平均は依然として軟調で、不安定な地合いが続いています。その背景には、円高の影響が大きく関与しています。

 

 

米国株の上昇基調は日本株にとってもプラス材料となりますが、円高がその効果を相殺している状況です。8月の急落相場も含め、日銀とFRBの政策の方向性が180度異なる姿勢が明確化する中、円高が日本株のパフォーマンスに影響を与えています。

今後の展開としては、日米の金融政策や為替動向が引き続き注目されるでしょう。特に、米国の利下げ期待が高まる中での円高進行が、日本株にどのような影響を与えるかが焦点となります。