フルッタフルッタ(2586)
2024年10月16日の終値は102円(-5円)となっています
フルッタフルッタ(2586)は、南米産フルーツである「アサイー」を主力商品とし、輸入・加工・販売を行うほか、食品メーカー向けの業務用原料としても提供しています。アサイーはブラジルのアマゾン地帯で生育する植物で、その果実は栄養価が高く、「スーパーフルーツ」として世界的に注目されています。同社は高付加価値食品を中心に展開し、食品市場の中でも特にニッチ分野に注力しています。
また、この銘柄に関しては、弊社の有料レポートで低位株物色の流れに注目し、8月急落相場の最中に30円台で取り上げた銘柄でもあります。その後、株価は短期4倍増を実現しましたが、東証グロース市場銘柄ということもあり、思惑が先行し易くボラティリティの高さから乱高下の展開を強いられています。この為、売買のタイミングが難しい銘柄でもあり、最近の値崩れを受けて、レポート購入者様からお問い合わせの多い銘柄の一つとなっています。
※ フルッタフルッタ(2586)の日足
日足に目を向けると、現在の株価は100円から130円のレンジ内で推移しており、もみ合い相場が続いています。このレンジ内での出来高が増加していることから、投資家間での売買が活発化し、投資家の入れ替えが進んでいる状況です。これにより、日柄調整が進むにつれて短期需給が改善し、上値が軽くなる可能性が高まっています。
一方で、テクニカル指標に目を向けると、MACDやRSIといったオシレーター系の指標は売り継続を示唆しており、25日移動平均線を下回る水準で推移しています。これらの指標からは、短期的な売り圧力の強まりが懸念され、さらなる値幅調整の可能性も否定できません。ただ、上記の100円から130円のレンジ内での推移を維持できるのであれば、後々の調整一巡後に上値を意識した相場展開に期待が持てます。これは、レンジ内での商いを消化し安定した動きが続くことで、短期需給の改善に繋がると同時に投資家の信頼が回復し、再び上昇トレンドに転じる可能性が高まります。
今後の焦点は、このレンジ下限である100円を維持することにかかっています。仮に引き続き100円から130円のレンジでの推移が続けば、需給の改善が期待され、投資家の信頼も回復する可能性が高まります。また、同社が取り扱うアサイーは健康志向の高まりと共に需要が拡大しており、こうした市場の成長も中長期的な追い風となるでしょう。今後も、ボラティリティの高い相場で利益機会を捉えるため、上記の懸念点や今後の焦点なども踏まえ、引き続きフルッタフルッタの最新動向に注目していきます。
弊社の有料レポートでは、こうした短期的なパフォーマンスの追求と長期的な成長ポテンシャルを見据えた分析を提供し、短期値幅取り候補の売買に関して適切なタイミングを見極めるためのサポートを行っています。
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