GNIグループ(2160)が新たな上昇ステージへ!注目の米国子会社上場の追い風で年末高期待!

 

ジーエヌアイグループ(2160)
2024年11月29日の終値は3300円(+230円)となっています

ジーエヌアイグループ(2160)の株価は、先週後半から大きな変化を見せています。9月後半以降の膠着状態を抜け出し、新たな上昇ステージに突入した可能性が高まっています。その背景について詳しく見ていきましょう。

 

注目すべきは、ジーエヌアイグループが主要株主を務める米国子会社Cullgenは、米国ナスダック上場企業Pulmatrix Inc (PULM)とのリバースマージャー(逆さ合併)を通じて上場を目指していること。この件で Pulmatrixの株価が発表後に約3倍へ急上昇したことが、投資家から大きな注目を集めています。この上場により、ジーエヌアイグループは約147億円の株式評価益を含むその他収益を計上する見込みで、これが株価上昇への期待感を一段と高めています。

また、この材料自体が「思惑」の強い内容であり、相場の投機性とボラティリティを高める要因となっています。その結果、短期的な値幅取りを狙う投資家の流入を促している状況です。

 

ジーエヌアイグループ(2160)は、中国を拠点とする垂直統合型バイオ医薬企業で、主力製品「アイスーリュイ」を軸に適応症拡大や新薬開発を進めています。また、米国では医療機器事業を展開し、グローバルな医療分野で貢献を続けています。

また、この銘柄に関しては、8月後半に配信した弊社有料レポートで取り上げた(2200円台)経緯があり、その後、株価は膠着状態が続いていましたが、着実に下値を切り上げてきました。ここにきて、Cullgenの上場をはじめとするポジティブな材料が相次いで発表され、投資家の関心が再び高まっています。特に、この相場の水面下では投機グループの動きが活性化の兆しを見せており、今後年末に向けて株価の再評価が進む可能性が高まっています。

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※ ジーエヌアイグループ(2160)の日足

 

テクニカル指標では、MACDが先週27日以降に買いシグナルを発し、RSIも65.9ポイントと買い継続を示唆しています。これに加え、11月27日以降の出来高推移を分析すると、売り圧力は限定的であると予想されます。

特に注目すべきは、ボリンジャーバンドが拡大基調を示し、相場がエクスパンションフェーズに移行しつつある点です。この兆候は、新たなトレンド形成の可能性を示唆しており、今後の展開次第では、流動性やボラティリティが一段と高まることが予想されます。こうした動きの背景には、投機系資金が流入する投資家の心理を巧みに操り、株価を動かしながら急騰を繰り返す展開を狙っている可能性があると考えられます。

 

会社側は2024年12月期通期の連結業績計画を据え置き、売上収益を前期比52%増の396億円、営業利益を同24%増の163億円と見込んでいます。また、注目すべきイベントとして、F351の肝線維症向けフェーズ3臨床試験(中国)が2024年10月に終了予定で、年内に主要評価項目の達成を評価するトップラインデータの公表を目指しています。さらに、米国子会社Cullgenの上場に関しては、リバースマージャーにより米国ナスダック市場での株式公開を目指しており、市場で成功を収めれば、ジーエヌアイグループにとってさらなる収益拡大が期待されます。

年末に向けて、同社株はさらなる上昇の可能性を秘めています。短期的な投資妙味を追求する投資家にとっても、引き続き注視すべき重要な銘柄といえるでしょう。

 

弊社では、次に注目すべき新たな値幅取り候補の動向を徹底分析し、その成長可能性を見極めています。そして、この新しい有望銘柄の詳細についても、今後当社の有料レポートで順次配信してまいります。

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