リミックスポイント(3825)
2024年12月11日 14:54現在の終値は408円(-10円)となっています
リミックスポイント(3825)は、ビットコイン(BTC)の史上最高値更新を受け、仮想通貨関連銘柄として急騰しています。この動きは、以前取り上げたメタプラネット(3350)の事例と類似しており、積極的な仮想通貨投資戦略が市場の注目を集めています。
リミックスポイント(3825)は、法人向け電力小売りを主力事業とする一方で、近年では暗号資産投資などを行う金融投資事業を開始している企業です。
この銘柄に関しては、弊社有料レポートで100円台の段階から注目してきた案件の一つです。特に、外資系の投機ファンドが関与する銘柄として、短期的な値幅取りを狙った戦略の一環として10月に取り上げた経緯があります。
~関連記事~
メタプラネット(3350)、投機熱再燃!ビットコインと連動するハイボラティリティの世界
今回の急騰相場では、水面下で外資系の投機ファンドが関与したことが大きく影響しており、想定を上回る高いボラティリティが発生しました。その結果、短期間で予想を超える高いパフォーマンスを達成した相場となっています。
一方で、リミックスポイント(3825)を支えている投機ファンドと、メタプラネット(3350)の急騰は類似案件と見られながらも、介入している投機筋は全く異なることが特徴となっています。
リミックスポイント(3825)は、キャッシュ・マネジメント戦略の一環として、ビットコインをはじめとする複数の仮想通貨に積極的に投資を行っています。11月21日には総額5億円分の仮想通貨を追加購入したほか、それ以降も複数回にわたり暗号資産の追加購入を決議し、IRを通じて公表しています。このような積極的な投資戦略が、同社株価の上昇を後押しする一因となっています。
※ リミックスポイント(3825)の日足
テクニカル指標を見ると、RSIは11月24日に94ポイントまで上昇した後、現在は68ポイントまで低下していますが、この変動については解釈が分かれるところです。RSIが高値圏から下落した点については、過熱状態だった買いが一服し、売り圧力が強まった結果と考えられるため、上値の重さを感じられる動きと見ることができます。
一方で、RSIが依然として68ポイントと高い水準にあり、株価が大きく崩れていない点を踏まえると、高値を維持しつつ戻り売りを消化している局面と評価することもできます。このような動きは、さらなる上昇余地を残した健全な調整局面とみなすことができるでしょう。
また、MACDは陰転しており、これも調整局面を示唆しています。ただし、出来高の動向やビットコイン価格の継続的な上昇など、外部要因も考慮する必要があります。仮想通貨市場が引き続き堅調であれば、リミックスポイントの株価も再び強いトレンドを形成する可能性があります。
これまでの値動きは、短期的な値幅取りを狙う投機筋や投資家にとって注目の的となっています。その理由として、値動きの軽さや流動性の高さが挙げられます。特に、ボラティリティが高いこと自体が、この銘柄の強い物色材料となっています。この特性は、特に投資家心理を大いに刺激しており、強気相場の大きな要因となるだけでなく、今後さらなる上昇の可能性をも秘めています。
今後注目すべきは、ビットコイン価格の動向です。同社の株価はビットコイン価格と高い連動性を持つため、価格変動が直接的な影響を与えます。また、仮想通貨市場の動向や、同社が進める積極的な仮想通貨投資戦略も引き続き注目を集めるでしょう。ただし、仮想通貨市場特有の高いボラティリティには注意が必要でしょう。
弊社では、次に注目すべき新たな値幅取り候補の動向を徹底分析し、その成長可能性を見極めています。そして、この新しい有望銘柄の詳細についても、今後当社の有料レポートで順次配信してまいります。