ピクセルカンパニーズ(2743)の投機性が高まる!需給改善とAI投資が奏功し大相場再来なるか?

 

ピクセルカンパニーズ(2743)
2024年12月13日の終値は112円(-12円)となっています

12月に入ってからのピクセルカンパニーズ(2743)は、大きな値動きを見せています。特に、半年ぶりに75日移動平均線を上回る水準まで回復したことで、中長期的な買いサインが点灯していると見られます。また、ここ最近の値動きには投機的な特徴が強く見られ、今後の動向に注目が集まっています。このような市場の状況は、さらなる上昇の可能性を示唆している可能性も秘めています。

 

ピクセルカンパニーズ(2743)は、金融機関向けシステム開発を中心としたシステムイノベーション事業を中核としています。加えて、太陽光発電施設の企画・販売を行うディベロップメント事業や、生成AI向けGPUを活用したデータセンター建設にも注力。このGPU特化型クラウドサービスが、2024年に向けた大きな成長材料として注目されています。

また、この銘柄に関しては、弊社有料レポートで9月中旬に80円付近で取り上げた経緯があります。投機性の高いファンドが関与する案件として、短期的な値幅取りを狙った戦略の一環として注目してきた銘柄でもあります。

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最近の株価上昇は、GPUに特化したデータセンター事業への投資が大きく注目されていることが主な要因です。同社は福島県で高性能GPUを活用したデータセンターを建設中で、エヌビディア製GPUを用いたAIや機械学習用途への戦略が市場で評価され、エヌビディア関連銘柄としての注目度も上昇しています。

 

また、最近の強い値動きと、投機性の高い様子は、2024年3月から4月にかけて株価が40円台から390円台まで急騰した際の相場と類似する部分も多くみられます。この点を考慮すると、現在の強い相場は今後のさらなる上昇が期待される状況と捉えることもできます。

加えて、12月に入ってからは、3月から4月の大相場後に見られた需給の悪化が解消されており、この影響で投機的な売買が活発化し、株価のボラティリティが一段と高まっています。こうした需給の改善も、株価上昇を後押しする重要な要因になっていると考えられます。

 

※ ピクセルカンパニーズ(2743)の日足

 

日足に目を向けると、時価112円は今年8月以来の水準まで回復しており、チャートから以下のポイントが目につきます。

・RSIは64.32ポイントで、買われ過ぎの水準には達していないものの、短期的な加熱感が漂っています。

・MACDは買いシグナルを示唆しており、上昇トレンドが継続中であることを示しています。

・75日移動平均線は半年ぶりに上抜けたことで、中長期的な上昇トレンドへの期待が高まっています。

 

一方、目先では8月23日の戻り高値160円が意識される可能性があります。この水準を突破できるかどうかが今後の株価動向を左右する重要なポイントとなりそうです。短期的には、需給の偏りや投機的な売買の影響で過熱感が出てきているため、一時的な調整が発生する可能性があります。

 

今後の相場を見据えると、約半年ぶりに75日移動平均線を上回り、需給改善の兆しが見られる点は、今後の相場にとってポジティブな材料です。また、事業戦略への期待感も根強く、中長期的な成長が期待できる状況にあると言えます。

ただし、現在の市場は、時価総額の小さい銘柄や材料株への投機的な資金流入が顕著であり、過熱感が高まっています。そのため、短期的な調整局面に挟む可能性は考慮すべきでしょう。その上で、75日移動平均線がサポートラインとなり、中長期的な視点で見ると、年末年始にかけて高い成長ポテンシャルを秘めている相場と考えています。

 

弊社では、次に注目すべき新たな値幅取り候補の動向を徹底分析し、その成長可能性を見極めています。そして、この新しい有望銘柄の詳細についても、今後当社の有料レポートで順次配信してまいります。

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