個別株投資は、広大な金融市場の中でも局地戦です。しかし、広大な金融マーケット全体のマネーの流れを把握していくことは個別株においても非常に重要です。
きょう、年内最後となる日本銀行の金融政策決定会合が始まりました。今回の会合では、追加利上げを実施するかどうかが議論の焦点となっていますが、市場では利上げ見送りの可能性が高いと予想されています。
今年7月のサプライズ利上げ時には、日経平均株価の急落を引き起こし、8月初旬には4400円を超える大幅下落を招いたことが記憶に新しいため、今回も市場への影響が注目されています。
仮に今回の利上げが見送られた場合でも、あす2日目会合後に予定されている植田総裁の記者会見で、早期利上げの可能性が示唆されるかに関心が集まります。
12月の株式市場は、このイベントを控えて方向感に欠ける展開が続いてきました。イベント後には、金融市場や株式市場で物色の動向に変化が見られるか注目されています。特に、個別株の物色動向や投機筋の動きにも影響を及ぼす可能性があるため、その行方が注視されます。