カイオム・バイオ(4583)の上昇は継続か!?次なる上昇のカギは?

 

カイオム・バイオサイエンス(4583)
2025年2月7日の終値は258円(+17円)となっています

前回(2024年12月18日)投稿した記事では、旭化成ファーマとの独占契約や特許取得の進展により株価が急騰し、投資家の関心を集めていることを伝えました。その後、株価は一時的な調整を挟みながらも、200~300円での値動きを続けています。本稿では、直近の株価の推移とその背景、今後の見通しについて分析します。

この銘柄については10月後半の弊社有料レポートで、100円付近の低位株として取り上げた経緯があります。当時の時価総額は100億円未満の超小型株で、ボラティリティの高さと投機相場に発展するポテンシャルがあるとして注目してきました。

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~前回の記事~
カイオム・バイオ(4583)、投機筋の注目を集める低位株、その上昇ポテンシャルを探る

 

※ カイオム・バイオサイエンス(4583)の日足

 

カイオム・バイオサイエンス(4583)の年明け以降の値動きでは、1月15日に294円まで上昇したものの、その後急速に下落し、一時は200円付近まで売り込まれました。しかし、それ以降は徐々に見直しの動きが強まり、調整時に一度25日移動平均線を割り込んだものの、再びこれを回復しています。

ここまでの株価の動向には、いくつかの材料が影響を与えていますが、2025年1月22日にはCBA-1205の臨床第I相試験に関する論文が発表されています。このニュースにより、新たな治療法への期待が高まっており、投資家の関心を集めています。

 

昨年末以降は、11月に見られたような急騰とは異なり、比較的穏やかな値動きが続いていますが、それでもなお、高値圏に近い水準を維持しています。この為、引き続き2024年11月20日に記録した304円を意識した相場展開が続いており、今後この水準を再び試す可能性があると考えられます。

その背景には、やはり投機的な資金の流入が挙げられます。短期的には、カイオム・バイオサイエンスの株価はこうした投機筋の影響を受けやすく、投機的な値動きが続くことが予想されます。

 

また、バイオ関連セクター全体の動きを見ると、昨年に続き、一部の関連銘柄で活発な値動きが確認されており、投資家の関心が根強いことがうかがえます。このセクターの動きは、カイオム・バイオサイエンスの相場にも影響を及ぼす可能性が高いため、同業他社の値動きも併せて注視する必要があります。そして、現在の水準からさらに上昇するには、出来高の増加や新たな材料の発表が不可欠となるでしょう。

 

このように、カイオム・バイオサイエンス(4583)の株価は、1月下旬から再び上昇基調を見せており、昨年の高値である304円を意識する動きが続いています。今後、この水準を試す展開となる可能性があり、臨床試験の進展や共同研究契約、特許取得といった材料が評価される中、短期資金の流入が株価の変動要因となるでしょう。

2024年12月18日時点の記事でも指摘したように、同銘柄は依然として高いボラティリティを持ち、短期的な売買機会が多い一方で慎重な対応が求められます。今後の市場動向を見極めながら、適切な投資戦略を立てることが重要となるでしょう。

 

弊社では、個別材料株物色を取り巻く様々な市場環境を踏まえ、今後の相場において短期的な投資チャンスを的確に捉え捉えることを目指します。収益機会を最大限に活かすべく、今後急速に株価が上昇すると想定される銘柄を既に複数選定しており、その動向をマークしております。

今後、これまでの個別株物色を牽引してきた銘柄とは異なる新たな銘柄群が急浮上してくる展開も十分に想定されると考えております。このような短期的な物色に適した銘柄群については、今後も弊社の有料レポートで詳細な分析とともに急騰候補を取り上げていく予定です。

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