岡本硝子(7746)、思惑先行で相場は加速!急騰と乱高下が示す“次の局面”と今後の注目点

 

岡本硝子(7746)
2026年1月16日の終値は950円(-51円)となっています

前回の記事(2025年10月29日投稿)以降、岡本硝子(7746)の株価は大きく水準を切り上げました。株価は当時の346円から、2026年1月中旬には年初来高値を更新し、一時は約270%の上昇となっています。前回の記事で示した「テーマ性と需給の改善が重なり、値幅が出やすい局面にある」という見立ては、結果として現在の相場にも概ね当てはまっているといえるでしょう。

~前回の記事~
決算前に注目高まる岡本硝子(7746)、思惑と実需の狭間で上昇相場の行方を読む

 

同社は、特殊加工ガラスと薄膜製品を手がけるメーカーです。素材・成型・薄膜技術を基盤に、プロジェクター用反射鏡や車載光学部品、放熱基板などを展開しており、生成AIやxEV関連の需要拡大と関連性を持っています。

またこの銘柄は、弊社の有料レポートにおいて8月~10月に掛けて複数回取り上げた経緯があります。当時はテーマ性や値動きの軽さ、成長余地に着目して配信を行いました。

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前回の記事から引き続き、材料面では窒化アルミニウム放熱基板に関する生産能力増強計画が引き続き相場の土台となっています。中長期的な成長シナリオに大きな変更はなく、技術投資が継続している点は評価できます。ただし、足元の株価水準はこれらの取り組みを大きく先取りしたものであり、実需や収益進捗を冷静に見れば、バリュエーション面では期待先行と見るのが妥当です。

加えて、今年に入り相場が急騰相場へと発展した背景には、思惑先行の投機物色が一気に顕在化した点にあります。深海レアアース開発に関連する報道を受け、同社の関与が強く意識されたことで、国策・資源テーマとして短期資金が集中しました。この材料は業績への即時寄与を示すものではありませんが、相場参加者の想像力を強く刺激し、出来高とボラティリティを一段と押し上げています。

 

※ 岡本硝子(7746)の日足

 

日足に目を向けると、株価は短期間でボリンジャーバンド上限を大きく上放れ、移動平均線(5日・25日)からの上方乖離も急拡大しています。RSIは80台後半まで上昇しており、短期的には過熱感が強い状態です。

一方、出来高は急増しており、押し目局面でも一定の買い戻しが入りやすい需給環境にあります。ただし、直近の大陰線や長い上ヒゲは、高値圏での利益確定売りと短期資金の回転売買が活発化していることを示しており、値幅は出るものの上下動の荒さが続きやすい局面といえます。

 

今後の展開としては、急騰後の高値圏で乱高下しやすい展開が基本シナリオとなります。テクニカル面の過熱感を背景に、短期的な調整や急落を挟みながらも、出来高を伴う押し目では資金が再流入する可能性があります。

一方で、今後注目したいのは、この銘柄を仕掛けてきた投機系ファンドが次に狙っている新たな値幅取り候補の存在です。新年に入ってから循環物色の流れが活発化していることを背景に、介入している投機系ファンドも、他の銘柄へと触手を拡げています。

相場を主導してきた投機系ファンドの動向次第では、資金が他の値幅取り候補へ移行する局面も想定されます。その場合、現在の高値圏は天井確認のプロセスに入る可能性も否定できません。なお、こうした資金循環の中で浮上する新たな短期値幅取り候補については、今後の弊社有料レポートでも順次取り上げていく予定です。

投資家としては、岡本硝子(7746)のテーマ性だけで判断するのではなく、現在が典型的な需給主導の相場であることを意識した対応が重要です。短期的な上昇余地を残す一方で、急変動時の下振れリスクも高まっており、利益確定や撤退ラインを事前に定めた売買が求められます。岡本硝子は依然として材料株物色の中心的存在の一角にありますが、今後は値動きの大きさそのものがリスク要因となる段階に入ったといえるでしょう。

 

 

現在の市場では、投機性の高い資金が流入することでボラティリティの高い相場が散見されます。同時に、上記の銘柄に続く、まだ初動段階にある有望な銘柄も多く控えています。弊社では、今後の市場動向を慎重に見極めながら、これらの有望案件をを最適なタイミングで、有料レポートにて順次配信していく予定です。

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