ヨコオ(6800) 生成AI特需で短期資金流入!相場は急騰第2幕へ

 

ヨコオ(6800)の株価は、昨年12月2日の前回記事執筆時点の2,260円から大きく水準を切り上げ、足元では3,000円台に到達し年初来高値を更新しています。当時は生成AI向け半導体検査需要を軸に「需給と業績が噛み合えば上放れ」と指摘しましたが、その見立ては現実のものとなりました。1500円近辺で取り上げた銘柄がここまで水準を切り上げた点は、素直に評価できるでしょう。

 

※前回記事(2025年12月2日)の内容はこちら
ヨコオ(6800)、逆風相場でも独歩高!株価を押し上げる成長ポテンシャル

 

1月末までは2,100~2,300円台の持ち合いが続いていましたが、この期間は浮動株の吸収が進んだ可能性があります。出来高が細るなかで移動平均線が収れんしており、次の上昇フェーズに向けたエネルギー蓄積期間であったと見ています。

流れを変えたのは2月10日の第3四半期決算です。CTCセグメントは生成AI関連需要の拡大を背景に、売上高は前年同期比25.8%増、セグメント利益は同113.1%増と大幅に改善しました。通期の営業利益予想も4,500百万円へ上方修正されています。業績の裏付けが明確になったことで、短期資金が一気に流入しました。

 

2月9日から10日にかけての急騰は、単なる材料反応というより、レンジ上限突破を狙った資金の集中と見るのが自然です。大商いを伴う長い陽線で節目を一気に抜いたことで、追随買いを呼び込みました。さらに、ESOP信託導入に伴う自己株式処分は、信託口(従業員持株ESOP信託)への第三者割当で、処分株数は276,800株、希薄化は約1.16%とされています。会社側は株式市場への影響は軽微と説明しています。

 

※ ヨコオ(6800)の日足

 

テクニカル面では、持ち合い放れ後にトレンドがはっきりしてきました。現在の下値支持は従来の2,000円近辺から2,600円前後へ切り上がったと考えられます。この水準を維持できるかが短期的な焦点です。出来高を伴った押し目が入れば、再度上値を試す展開は十分想定できます。

バリュエーションは、会社予想のEPS128.70円を前提にすると、株価3,000円水準ではPERは概算で約23倍(3,000円÷128.70円)です。生成AI関連というテーマ性を踏まえれば許容範囲内ですが、短期的な期待も織り込まれている水準です。今後はCTCの受注動向が持続するかが評価の分かれ目になります。

 

短期的には急騰後の押し目形成を経て、3,200円台の定着を試す展開が想定されます。一方で2,600円を明確に割り込む場合は、短期資金の利確が広がりやすくなります。

テーマ、業績、需給が揃った銘柄であることに変わりはありません。値動きの派手さに引きずられず、支持線と出来高から短期の好機を探る局面です。あわせて、足元の業績とバリュエーションを照らし、中長期の成長ポテンシャルがどの程度株価に反映されているかを見極める視点も欠かせません。短期勝負か、それともじっくり成長を取りにいくのか。自身のスタンスを再確認したうえで臨みたいところです。

 

 

弊社では、個別材料株を取り巻く多様な市場環境を踏まえ、今後の相場展開において有望な短期投資チャンスを的確に捉えることを目指しています。収益機会を最大限に活かすべく、すでに今後急騰が見込まれる銘柄を複数選定し、継続的に動向を注視しています。

また、これまで物色の中心となっていた銘柄とは異なる、新たなテーマや資金の流れに沿った銘柄群が台頭してくる展開も十分に想定されます。こうした短期物色に適した注目銘柄については、今後も弊社の有料レポートにて、詳細な分析とともに取り上げてまいります。

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