個別株投資は、広大な金融市場の中でも局地戦です。投資機会を活かすためには、市場全体の動きやマネーの流れを把握しておくことが、個別株物色においても欠かせません。
週明けの東京市場は、中東情勢の緊迫に伴う原油高や米株安を受け、リスク回避の売りが先行。日経平均株価は前場に一時700円を超す大幅な下落を記録しましたが、後場にかけては値ごろ感からの押し目買いが入り、下げ幅を縮小しています。地政学リスクという重石はあるものの、5万3000円台の節目での底堅さが改めて意識された格好です。
一方、東証グロース市場250指数は、主力市場とは対照的に3日ぶりの反発を見せました。2月末の軍事行動開始以降、先行して大幅な価格調整が進んでいたことで需給整理が既に一巡しており、本日は個人投資家や短期筋による見直し買いが活発化しました。日経平均がマイナス圏で苦戦する中でのプラス浮上は、新興市場の相対的な強さと「先んじた底打ち感」を鮮明にしています。
東証全体の今後の方向性としては、原油価格の推移に一喜一憂する神経質な展開が続くと予想されます。しかし、悪材料を織り込みつつあるグロース市場の粘り強さは、相場全体の本格反転を示唆する先行指標となるかもしれません。この不透明な局面で利益を確保するために「今仕込むべき銘柄」の条件とは何か。今後の投資戦略を決定づける有望銘柄を、順次有料レポートにて取り上げていきます。

