ひとこと・・・ 週末の米国株、割高なNASDAQからバリューや小型株へ、資金の流れに変化

個別株投資は、広大な金融市場の中でも局地戦です。しかし、広大な金融マーケット全体のマネーの流れを把握していくことは個別株においても非常に重要です。

 

 

先週末の米国株市場ではNYダウが大きく反発しています。最近はテクノロジー株一強の地合いで、NASDAQが高値を塗り替えてきましたが、こちらは週後半から崩れています。

一方、ずっと売られてきたNYダウには好転の兆しがみられます。

 

※ NYダウチャート(日足)

 

5月中旬以降の米国株は、各指数ちぐはぐな動きを見せてきました。ようやく投資家の間で、割高なNASDAQがらバリュー株や小型株への関心が高まり、資金の流れに変化が見られたようです。

この影響は今週の日本株にも影響が出てくると見ています。国内ではマーケット全体の動きとは独立して、個別材料株が動く地合いです。大きく動く銘柄とそうでない銘柄の物色格差が、非常に大きくなっています。市場の流れや短期的な投資家の行動によっても、相場の結果(パフォーマンス)は左右されます。まさに、銘柄選別が非常に重要な局面といえます。