バイセル(7685) リユース市場での躍進と株価上昇の新たな波

 

バイセル・テクノロジーズ(7685)
2024年7月2日の終値は4170円(±0円)となっています

昨年8月の上場時以来の高値に迫るバイセルの株価ですが、その高値を抜くかどうかが市場の関心事となっています。一方で、短期的な過熱感から、目先的に調整する可能性が出てきていますが、仮に調整となっても、相場のリズムとしては適正な調整になると考えています。基本的に成長期待が高い企業なので、上向きのトレンドを続けながら、株価はオーバーバリューとアンダーバリューを行き来するという動きを想定しています。

このトレンドが続くカギは、この企業のバリュー自体が上向きで推移することが条件です。つまり、投資家として、期毎の業績推移をしっかりとチェックしていく必要があります。

 

バイセル・テクノロジーズに関しては、弊社有料ポートにて、高い成長性と投機性の高い値動きに注目して2600円台で配信した経緯があります。レポートでは、投機性の高いファンド資金介入案件としても注目してきた銘柄です。

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昨年8月の上場以来の高値に迫るバイセルの株価ですが、成長期待が高いこの企業に対しては、遅かれ早かれ高値は更新すると見ています。その背景には、バイセルの事業展開と成長戦略への高い評価があります。

バイセルは、不用品を買取・販売するリユース事業をグループで展開しています。IT・DX強化を中心としたテクノロジー投資の加速、出張訪問買取事業及びtoC販売の継続強化、買取店舗事業の拡大といった既存事業の成長を実現する戦略を策定しています。これに加え、M&Aや積極的な新規事業を通じた成長戦略も掲げています。

 

これらの戦略は、バイセル・テクノロジーズが、競争が激化するリユース市場の中でも、常に変化し持続可能な成長をする企業であり続けるための基盤を築いています。同社の事業展開と成長戦略は、革新的であり、将来のビジネスモデルへの適応能力を高く評価できます。バイセル・テクノロジーズのこれらの取り組みは、業界におけるリーダーシップを確立し、長期的な成功へと導くものと期待されます。

 

※ バイセル・テクノロジーズ(7685)の日足

 

現在のバイセルの日足では、MACDやRSIといったオシレーター系のテクニカル指標が、依然として買い継続を示唆しています。これらの指標は、株価の動きを数値化し、投資家が市場の動向を把握するための重要なツールです。しかし、ボリンジャーバンド+2σを割り込んでおり、目先的に調整ムードが強まる可能性があるでしょう。

足元で、短期的な過熱感が高まっていることや、そして最近のグロース市場が、バイオ関連株やゲーム関連株などの一部で相場が過熱した反動から、利益確定売りが出易い流れにあることを考慮すると、バイセルにも利益確定売りが意識され易い局面にあると言えます。

 

これはあくまで、短期的な視点ですが、中長期的な視点から見れば、バイセルの業績が上振れを続ける限り、株価は超長期的な上昇トレンドを続けると見ています。このため、投資家にとっては株価のトレンドにそのまま乗り続けることが賢い選択となりそうです。

現状は、成長期待の高さと市場の調整ムードとの間で投資家心理が揺れ動いています。しかし、その中でもバイセルのバリューが上向き(業績の上振れが続く)であることが、株価上昇のカギとなるでしょう。バイセル・テクノロジーズの今後の動向に注目が集まります。

 

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