個別株投資は、広大な金融市場の中でも局地戦です。しかし、広大な金融マーケット全体のマネーの流れを把握していくことは個別株においても非常に重要です。
このところの日経平均株価は38,000円台で膠着しています。今年の年初来高値は7月11日に42,426.77円を記録しましたが、その後急落し、8月5日には年初来安値の31,156.12円に達しました。
※ 日経平均株価の日足
このように短期間で大きな変動が見られる中、現在の38,000円台という水準は市場にとって居心地が良い水準となっているようです。
今後秋にかけた米大統領選挙という、金融市場にとって不透明要素のあるイベントを控えているほか、米FRBの利下げ政策の行方や、8月の急落相場の引き金を引いた日銀の金利動向などには注目が集まりますが、現在の38,000円台という水準がどれだけ持続できるかが、今後斧日本株の方向性を占う鍵となりそうです。