ひとこと・・・ 年末商い、日経平均は386円安で終了、中小型株に物色の流れ

個別株投資は、広大な金融市場の中でも局地戦です。しかし、広大な金融マーケット全体のマネーの流れを把握していくことは個別株においても非常に重要です。

 

 

場で、日経平均株価は前日比386円安の39,894円で取引を終えました。前日の大幅高となった反動に加え、年末年始の6連休を控えたポジション調整の売りが優勢となった。年末年始の連休中にも海外市場では経済指標の発表が相次ぐ予定で、投資家心理としては不透明感が漂う中、リスク回避の動きが強まったことが背景にあると見られます。

日経平均は惜しくも4万円台回復とはならず、今年の取引を締めくくることはできませんでしたが、東証スタンダード市場指数や東証グロース市場指数はプラス圏で推移(グロース250は小幅反落)し、底堅さを維持しました。この様子から大型株を避け、中小型株へ資金が流れている様子が窺えます。

連休明けの市場では、国内外の経済指標や為替動向を背景にした値動きに注目が集まるでしょう。新年の相場は、ここまでの物色の流れを引き継ぐのか、それとも新たなトレンドが形成されるのかが焦点となりそうです。