WHDC(3823)が逆行高!投機マネー流入と成長ポテンシャルが交錯する注目局面

 

WHDC(3823)
2025年3月6日の終値は131円(-2円)となっています

WHDC(3823)の株価急騰が止まらない。その背景には、同社の積極的な事業展開と某投機系ファンドの関与、そして投資家の期待感が大きく影響しています。

市場全体が調整局面となるなかで、WHDC(3823)は逆行高の展開を見せています。この強い値動きの裏には、某投機ファンドの株価吊り上げ工作が影響しており、特に3月に入ってからの上昇幅の大きさには目を見張るものがあります。

 

WHDC(3823)は、スマートフォン向けプラットフォームやIoT関連のソリューションを提供し、ソーシャルゲームやアプリの開発、受託ゲーム開発を手掛けている。さらに、小室哲哉氏を中心とした楽曲制作やコンサート活動、著作権管理を行うエンタテインメント事業や、求職者向けITスクールの研修を展開する教育関連事業も展開している。昨今では、M&Aを通じた事業拡大がめざましく、現在は純粋持株会社としてグループを統括している。

また、この銘柄に関しては、昨年末から今年1月にかけて、弊社の有料ポートで28~29円付近から取り上げてきました。1月中旬以降、値動きの軽い小型株に投機性の高い資金が集まり、短期的な物色が活発化。その流れの中で、投機色の強いファンド資金の関与もあり、急騰相場へと発展してきた経緯があります。

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もともと同社の株価上昇のきっかけは、2025年1月14日に発表された決算です。これにより投資家の関心が高まり、頻繁なIRによって市場の期待感が先行し、急騰相場へと発展してきました。時価総額が140億円規模という超小型株であることも、値動きの軽さを支える要因となっています。

さらに、2025年3月3日に発表されたEV充電インフラ大手Terra Chargeの株式取得は、急騰相場を加速させる要因となりました。翌3月4日には、企業の新規事業創出と既存事業の再成長を支援する「ブランド共創部」の設立も発表され、ポジティブな材料が続いています。

 

※ WHDC(3823)の日足

 

テクニカル面に目を向けると、日足ではMACDが買い継続を示唆しています。一方、RSIは83.24ポイントと高水準に達しており、過熱感が意識される水準です。過去のヒストリカルデータではRSIが89ポイントまで上昇したケースもありますが、基本的に80ポイント台に接近すると目先の天井を打つ傾向があるため、注意が必要です。

3月6日時点で、WHDC(3823)の株価は25日移動平均線との乖離率が95%に達しており、短期的には大きく変動しやすい状況にあります。今年に入り、同社には成長加速を期待させる要素が多数浮上しているものの、市場全体の環境は依然として厳しさを増しています。さらに、これまでの急騰による短期的な過熱感も懸念されるところです。

 

こうした状況を踏まえると、目先の調整局面には警戒が必要ですが、一方で下落局面は絶好の押し目買いの機会となる可能性もあります。豊富な材料を持つ銘柄であり、短期的なリスクはあるものの、調整後の反発が期待される注目銘柄といえるでしょう。

 

弊社では、個別材料株物色を取り巻く様々な市場環境を踏まえ、今後の相場において短期的な投資チャンスを的確に捉え捉えることを目指します。収益機会を最大限に活かすべく、今後急速に株価が上昇すると想定される銘柄を既に複数選定しており、その動向をマークしております。

今後、これまでの個別株物色を牽引してきた銘柄とは異なる新たな銘柄群が急浮上してくる展開も十分に想定されると考えております。このような短期的な物色に適した銘柄群については、今後も弊社の有料レポートで詳細な分析とともに急騰候補を取り上げていく予定です。

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