BASE(4477)
2025年3月14日の終値は524円(+16円)となっています
3月の相場では値幅を狙う動きが活発化していましたが、ここ数日は上値の重さが目立つようになっています。この動きの背景には、低位株を得意とする投機筋の関与があり、BASE(4477)も引き続き短期的な値幅取りの対象として注目されています。
BASE(4477)の四半期決算の推移を見ると、黒字化が定着しつつある点が大きなポイントとなっています。売上高の成長も着実であり、同社の市場シェア拡大が進んでいることを示しています。業績面の安定が進むことで、一定の投資家層からの支持も得られやすくなり、株価の底堅さにつながる可能性が高まります。
同社は、小規模事業者や個人事業主向けにネットショップ開設プラットフォームを提供しています。国内のEC市場が拡大を続けるなか、BASEのビジネスモデルは市場成長の恩恵を受けやすいと言えます。特に、手軽にECサイトを構築できる点が評価されており、新規ユーザーの流入が続いていることも成長要因として挙げられます。
この銘柄は、弊社の有料レポートで300円付近から注目してきた案件の一つです。特に、低位株を得意とする投機資金が絡む銘柄として、短期的な値幅取りを狙う戦略的な銘柄として1月に取り上げた経緯があります。
※ BASE(4477)の日足
日足に目を向けると、今月に入ってからのボラティリティと出来高の増加が顕著です。MACDやRSIといったオシレーター系のテクニカル指標も依然として買い継続を示唆しており、上昇トレンドは維持されています。株価はすでに2022年以来の水準まで回復しており、相場は新たなステージに突入したと見ています。
ここ数日は上値が重いものの、新たな局面に入ってからまだ日が浅く、目先の調整を挟みつつも、本格的な値幅取りはこれからと考えています。目先の焦点は550円の突破であり、これを超えれば値幅取りがさらに加速する可能性が高まるため、「550円の突破」という動きが今後の相場のカギを握るでしょう。
BASEは、過去に3桁の低位株から3,400円台まで急騰した経緯があり、高いボラティリティで知られています。この特性に着目した投機筋が、流動性の増加を見極め、一気に仕掛けを加速する可能性があります。
現在の相場でも投機筋の介入が確認され、短期的な値幅取りの動きが続いています。小型株への物色が再び活発化する中、BASEのように値動きの大きい銘柄には短期資金が流入しやすく、再び注目を集める展開が期待されます。
また、ファンダメンタルズにおいても、同社は中期経営計画においては、営業利益の黒字化を維持しつつ、売上総利益の大幅な成長を目指す方針を示しています。手軽で柔軟性の高いプラットフォームが新規事業者やクリエイター層からの支持を集めており、今後の業績拡大が期待されています。こうした成長戦略が投資家の評価を高める要因となり、株価を下支えする可能性があります。
短期的には、投機筋の動向と市場全体の需給が株価の動きを左右するため、ボラティリティの高さには十分注意が必要です。一方で、中長期的には業績の安定化とEC市場の拡大が追い風となる可能性があります。今後もBASEは、値幅取りの動きが活発な銘柄として、引き続き注目に値するといえます。
弊社では、個別材料株物色を取り巻く様々な市場環境を踏まえ、今後の相場において短期的な投資チャンスを的確に捉え捉えることを目指します。収益機会を最大限に活かすべく、今後急速に株価が上昇すると想定される銘柄を既に複数選定しており、その動向をマークしております。
今後、これまでの個別株物色を牽引してきた銘柄とは異なる新たな銘柄群が急浮上してくる展開も十分に想定されると考えております。このような短期的な物色に適した銘柄群については、今後も弊社の有料レポートで詳細な分析とともに急騰候補を取り上げていく予定です。