ひとこと・・・ 4月年初来安値からのリバウンドが続く

個別株投資は、広大な金融市場の中でも局地戦です。投資機会を活かすためには、市場全体の動きやマネーの流れを把握しておくことが、個別株物色においても欠かせません。

 

 

 

今週(4月21日〜25日)の株式市場は、為替や投資家心理の変化を受けて、大型株優位の展開が鮮明となりました。

為替市場では、週初に一時1ドル=139円台まで円高が進んだものの、その後は再び円安方向へ転じ、25日には143円台後半を回復しました。これを受け、外需関連株を中心に買いが入り、日経平均株価は35,705円台まで上昇しました。とくに半導体や電気機器セクターなど、時価総額の大きい銘柄への資金流入が目立ち、これまで優勢だった個別小型株よりも大型株が市場をけん引する流れとなりました。

一方、米国市場ではVIX指数が週初の33ポイント台から25日には24ポイント台まで低下し、リスク回避姿勢が緩和される動きが見られました。米国でも大型ハイテク株が堅調に推移しており、投資家の心理改善が意識されています。

総じて、今週は円安進行と市場心理の安定を背景に、大型株が主役となった一週間となりました。