Synspective(290A)
2025年5月20日の終値は1693円(+55円)となっています
Synspective(290A)の株価が再び注目を集めております。ここ数日、出来高を伴いながら力強く上昇しており、高値を塗り替えていく展開も視野に入りつつあります。この背景には、決算発表を契機としたファンダメンタルズ面の進展に加え、一部投機系資金の思想も縛まっていると見られております。
2025年4月8日に投稿した前回の記事以降、Synspective(290A)の株価は大きく上昇しています。本記事では、その後のファンダメンタルズ面での進展を踏まえ、最新の状況を反映した内容にアップデートいたしました。
~前回の記事~
Syns(290A)が異例の逆行高!市場急落の陰で輝く「政府系宇宙ビジネス」の強み
2025年5月14日に発表された2025年12月期第1四半期決算では、総収入(売上+補助金収入)が前年同期比で25.8%増の11.5億円と大幅な伸びを示しました。とりわけ注目すべきは、受注残高が前期末比で約164.9億円増の218.5億円に達した点です。これは宇宙戦略基金からの164.6億円の交付決定が寄与した結果とされています。この規模の受注残高の積み上がりは、グロース市場全体を見渡しても極めて異例であり、市場参加者の間では一段の成長期待が膨らんでいます。
さらに、防衛省が推進する2,832億円規模の衛星コンステレーション計画に対し、Synspectiveはすでに入札に向けた準備段階にあるとされており、2025年12月の落札者決定に向けて注目度が急上昇しています。このような国家プロジェクトとの関わりは、業績見通しの強化材料となるだけでなく、投資家心理の安定化にもつながる要素です。
この銘柄に関しては、今年1月中旬に弊社有料レポートにて、投機系ファンド絡みの案件として、500円台前半で配信した経緯があります。この規模の小型株になると、値動きはかなり軽いことが大きな特徴で、この傾向はこれまでの株価推移からも見て取れます。
※ Synspective(290A)の日足
もともと時価総額の軽い銘柄であることに加え、材料性の強いテーマ株であることから、ファンド勢にとっても資金回転効率の高い銘柄として捉えられているようです。
加えて、米SpaceX社との打上げ契約や、米国現地法人の設立など、グローバル戦略の進展も投資家の期待感を高めています。米国防維省やホワイトハウス関係者が訪問するなど、日米の政府機関が注目する宇宙ビジネス企業としてのポジションを固めつつある点も、今後の株価形成にプラスの影響を与えると考えられます。
現在の株価水準は、過熱感も意識される一方で、中長期視点における事業成長シナリオがより明確になったことで、強気の見方が優勢となっています。事実、証券会社からは目標株価の引き上げも確認されていますが、注目すべきは、それ以上に投資家がすでに将来性を先取りして株価を押し上げている点です。このような先行的な動きは、国内外の機関投資家が本銘柄に対して強い関心を寄せていることを示しています。
今後も、業績の進捗、防衛省との関連ニュース、さらには衛星打ち上げスケジュールなどが引き続き注目される可能性が高く、この銘柄の将来性とポテンシャルには一層の期待が集まります。相場は引き続き堅調な上昇基調を維持しており、テーマ性と需給の両面がかみ合った今、Synspectiveは次なる上昇フェーズへと歩を進めています。
弊社では、個別材料株物色を取り巻く様々な市場環境を踏まえ、今後の相場において短期的な投資チャンスを的確に捉え捉えることを目指します。収益機会を最大限に活かすべく、今後急速に株価が上昇すると想定される銘柄を既に複数選定しており、その動向をマークしております。
今後、これまでの個別株物色を牽引してきた銘柄とは異なる新たな銘柄群が急浮上してくる展開も十分に想定されると考えております。このような短期的な物色に適した銘柄群については、今後も弊社の有料レポートで詳細な分析とともに急騰候補を取り上げていく予定です。