dely(299A)は高成長を追い風に上昇加速、秘めたポテンシャルに注目!

 

dely(299A)
2025年6月2日の終値は1739円(+139円)となっています

週明けの株式市場が全体的に軟調となる中で、dely(299A)は他銘柄とは対照的に値を大きく伸ばし、高値を更新する強い値動きを見せています。新興市場においてもその存在感は目を引くもので、今後の株価上昇に対する期待感が一段と高まっています。

dely(299A)は、レシピ動画サービス「クラシル」を運営し、料理動画やレシピ配信を軸に購買支援や採用支援事業を展開しています。特に、購買支援アプリ「クラシルリワード」が急成長しており、広告効果の面でも存在感を強めています。また、この銘柄は弊社有料レポートにおいて、2月前半に「投機性を備えた有望な相場候補」として取り上げた経緯があり、当時から投機系ファンドによる介入が始まっていた案件でもあります。

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※ dely(299A)の日足

 

4月以降の上昇トレンドの背景には、購買支援事業の柱であるクラシルリワードの急成長があります。同アプリはMAU223万人を突破し、販促支援の分野で存在感を高めており、業績をけん引する主力事業としての役割を担っています。

2025年3月期には売上131億円、営業利益28億円を達成し、財務の健全性も維持。2026年3月期には売上171億円、純利益22.9億円が見込まれており、年率30%前後の成長が続く見通しです。

PERは50倍前後と一見高く映るものの、同業他社と比較しても高成長を遂げている点を踏まえれば、グロース株として妥当な水準と判断されます。市場は今後の利益拡大を先取りし、先高感を織り込みつつある状況です。

 

テクニカル面でも、株価は5月以降も上昇トレンドを維持しており、足元ではボリンジャーバンドの幅が拡張していることから、トレンドの拡大局面に入った可能性が示唆されます。バンドの拡大は、ボラティリティの増加とともに、買い圧力の強まりと相場の勢いが増していることを示唆しています。

出来高の増加も顕著で、短期資金の流入が強まりつつあります。MACDはゴールデンクロス目前で推移し、RSIも70台での高止まりが続いており、強いモメンタムが意識されます。こうしたチャートの動きは、個人投資家や短期筋の注目度が一段と高まっていることを示しています。

 

今後の上昇トレンド継続に向けた注目点としては、日足の価格帯別出来高において出来高が集中している1,300円〜1,500円付近の価格帯が短期的な需給の支えとなるかがポイントです。このゾーンは過去に多くの取引が成立しており、押し目買いの意識が高まりやすい水準でもあります。

現状、株価はこの価格帯を上抜けており、高値圏での出来高が安定的に形成されれば、上昇トレンドのさらなる継続が視野に入ります。MACDのクロスやRSIの動向とあわせて、短期需給の強さが維持できるかが焦点です。

 

一方で、現在は過熱感も意識されやすく、短期的な反落リスクも視野に入れておく必要があります。ただし、価格帯別出来高で1,300円台後半〜1,500円付近に出来高が集中している点は、押し目買いが入りやすい支持帯として意識されやすく、ここを維持できれば再び上昇トレンドが加速する可能性があります。

また、成長が継続している業績と健全な財務基盤を背景に、当社としても中長期的な視点から投資妙味が高い銘柄として高く評価しています。

 

ファンダメンタルズの強さと、短期需給を背景とした投機的な資金流入の両面が支える現在のdelyには、今後も高い株価上昇のポテンシャルがあると考えられます。地合いが不安定な中でも強さを維持している点は注目に値し、中期的な成長ストーリーを持つ有望な成長株として、今後の動向に引き続き注目しておきたい銘柄です。

 

 

弊社では、個別材料株を取り巻く多様な市場環境を踏まえ、今後の相場展開において有望な短期投資チャンスを的確に捉えることを目指しています。収益機会を最大限に活かすべく、すでに今後急騰が見込まれる銘柄を複数選定し、継続的に動向を注視しています。

また、これまで物色の中心となっていた銘柄とは異なる、新たなテーマや資金の流れに沿った銘柄群が台頭してくる展開も十分に想定されます。こうした短期物色に適した注目銘柄については、今後も弊社の有料レポートにて、詳細な分析とともに取り上げてまいります。

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