[物色動向] 過熱感が高まる個別株物色、目先は過熱感のなか銘柄選別が問われる局面

 

6月相場に突入し、株式市場では「個別材料株」への物色熱が高まっています。東証グロース市場が年初来高値を更新し続ける一方で、短期的な過熱感も意識され始めており、投資判断には慎重さが求められる局面です。

一方で、大型株に比べて値動きが軽く、材料次第で短期的な値幅が狙える中小型銘柄に資金が集中する流れは依然として続いています。相場に乗り遅れまいとする投資家心理や、投機筋の活発な動きが市場の局面を刺激し、新たなターゲット銘柄を巡る思惑が交錯しています。こうした中では、今後さらに銘柄を見極める「選別力」が試される局面に差し掛かっていると言えるでしょう。

 

現状で注目すべき銘柄は、弊社の有料レポートでも取り上げたククレプ(276A)やFFRIセキュリティ(3692)、キッズウェル・バイオ(4584)、エフ・コード(9211)といった銘柄群です。これらの銘柄は、いずれも短期間で高いパフォーマンスを記録しており、相場の背後には明らかに投機性の強い資金の関与が見て取れます。

 

※有料レポートで配信した銘柄と配信翌日始値からの上昇率

 

特に最近の相場では、日経平均株価が上値の重い展開を続けるなかで、投機的な資金が相対的に値動きの軽い中小型株に流れ込み、一部では流動性相場の様相を呈しています。投機筋による短期的な集中買いも目立っており、行き場を失った資金が値動きの軽快な個別材料株に集まりやすい地合いが形成されています。

 

これらの銘柄に共通するのは、「材料性が明確」であり「時価総額が軽い」点です。ニュース、新製品発表、業務提携といった材料に反応しやすく、そこに投機筋が加わることで、株価が短期間で急騰するケースが相次いでいます。

弊社では、こうした相場環境下でも、短期的な投資チャンスを着実に捉えることを重視しています。現在すでに、今後の上昇が見込まれる銘柄を複数選定しており、動向を注視しています。これまでの注目株とは異なる、新たな物色対象が台頭してくる展開も十分にあり得ると見ており、弊社の有料レポートでは、こうした短期物色に適した銘柄を厳選して随時配信して参ります。

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